【レポート】 うどん好きは伊勢神宮・そば好きは出雲大社へ行こう。

 【和の心・神話からのメッセージ】 第6章のレポートです。

 今回から、Zoomでの同時配信もスタートしました。

 第6章は、国作りに活躍する大国主神の話からです。あの有名な稲羽の素兎(いなばのしろうさぎ)も登場します。

 

  • 古事記にある一番始めの和歌だとされる古今和歌集
  • 古今和歌集の中にある “君が代” について
  • 大国主神と稲羽の素兎(いなばのしろうさぎ)
  • 妻をめぐって大国主神と須佐之男命
  • 大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)を生き返らせた、キサ貝比売(きさがひひめ)・蛤貝比売(うむぎひめ)
  • うどん好きは伊勢神宮 そば好きは出雲大社へ

 

 

が、主な話になります。

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今回は、神話からのメッセージ以下の2つをご紹介します。

  • 古今和歌集の中にある “君が代” について

 私は、古今和歌集の中に “君が代” があったことも、明治13年にメロディがついたことも、日本の国歌になったのが平成11年(最近!!)だったことも知りませんでした。正直なところあまり意味もわかってなかったし、辛気くさい地味な曲調だな(ゴメンナサイ)と思ってました。でも改めて今回、歌詞の奥深さを知りました。

 諸説ありますが、 “君が代” は、愛しく尊敬する人へ向けたラブレターのようなものなんですって。
歌詞を現代に訳すと、

  長い時間をかけて永遠に結束し、固い信頼と絆で結びついていこう

という意味だそうです。

 そして、君の”き・み” は男女を示し、お互い足りないところがあるから、1つになって完全になるんですって。日本語って素敵だな。惚れ惚れしちゃう。いろんな説があるとのことでしたが、私もこの説が大好き。信じる。

 ところで先日、友人の奏でるオカリナにいたく感動しまして、facebookで「私もオカリナしたいなー」ってぶやいたら、講師の静香さんからいただいてしまいました!青のオカリナ^^ ありがとうございます♡

 来月の第7章でこの “君が代” を聞いてもらえるように今から練習しようと思っています。がんばります!

 

  • 大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)を生き返らせた、キサ貝比売(きさがひひめ)・蛤貝比売(うむぎひめ)

 

 大国主神は、始めは大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)と呼ばれていました。「医療の神」とも言われ、優しくまじめで誰からも愛される性格だったようです。

 兄弟でもある八十神からの迫害で二度も命を落としますが、神産巣日神(かむむすひのかみ)の神様が使いをだして生き返らせたり、須佐之男命からの試練では、妻である須勢理毘売(すせりびめ)の智恵を借り助けられています。

 須佐之男命と比べると弱々しいイメージですが、周りの人に助けられるお人柄というのがあったんだろうと思います。
1人で何もかも頑張らなくても、必要なときに得意な人に助けてもらえるということも、ここから教えてもらっているように思います。

 大穴牟遅神が、最初に命を落とした際に、神産巣日神から、キサ貝比売(きさがひひめ)・蛤貝比売(うむぎひめ)を地上に遣わされます。三柱の神である神産巣日神は、おむすびの神様とも言われています。私が大好きな神様の一人です。

▶参考リンク おむすびの神様の起源
おむすびも食べて元気を取り戻したかもしれませんね。

 この神産巣日神が遣わせたキサ貝比売・蛤貝比売は、赤貝・蛤を擬人化させた神様だそうです。今でも、赤貝の粉と蛤の汁に溶いた薬がやけど治療に使われているそうですね。

日本の民間療法では,ハマグリは,やけどに生の身の汁を塗る,痔核や脱肛で痛むときに温めた身で温罨法する,乳首の痛みに殻の粉をベニバナで製した紅でといてつけるなどの方法が知られ,『古事記』の記載内容が伝承されてきたことに興味を覚えます。また,『本朝食鑑』の「蛤」の条に「殻を丹剤(ぬりぐすり)を入れるいれものの代わりにもし,薬屋では常に貨殖の品となる」とあり,『和漢薬の良否鑑別法及調製法』の「蛤貝」の条に「膏薬及び練薬の容器に使用する」とあるように,ハマグリの殻は薬としてだけでなく,薬の入れ物として重宝されていました。今でも高級感ある菓子の容器として利用されています。

 生薬の玉手箱【文蛤(ブンゴウ)】 より引用

蛤の殻は薬だけでなく、薬の入れ物に使われたり、高級なお菓子の容器にも利用されてるんですね。
桃の節句では蛤がお吸い物に使われますよね。なぜ桃の節句と蛤が関連するのか?調べてみました。

平安時代から「貝合わせ」という遊びにハマグリが使われていたのですが、その理由としてハマグリは最初に対になっている貝同士以外では決してぴったりと合わさることがないから、と言われています。そのハマグリの様子が、生涯たった一人の人と連れ添うという意味で夫婦仲を願う桃の節句に合っていることから、桃の節句にハマグリを食べるようになったとされているのです。

桃の節句に何故「はまぐり」やチラシ寿司を食べるの? より引用

“君が代” のお話しとも通じますね。

 

  • うどん好きは伊勢神宮 そば好きは出雲大社へ

 伊勢は伊勢うどん、出雲は出雲そばが有名です。うどん好きは伊勢神宮へ、そば好きは出雲大社へというのがあるそうです。私はどちらも好きだけどあえて選ぶなら、そばが好きです。我が家は皆うどん派なので、そば食べたいフラストレーションが定期的に訪れます笑

 出雲大社には、今日の話でもあった大国主神と須佐之男命が祀られています。出雲大社の参拝のしかたも教わってきました。
 神無月は、出雲大社へ神様が集まるとも言われていますね。10月に出雲大社へ行って出雲そば食べに行ってこようかな。
伊丹空港から出雲まで飛行機で行けるそうですよ!

 今回のお菓子は淡路島食材を扱ったケーキ屋さん、たかたのケーキのプリンで、プレーン・メイプルシロップ・コーヒー・黒ごまの四種を用意しました。写真は黒ごまです。

 お茶は、嬉野紅茶にゆずをブレンドしたものを一晩水出ししました。暦では初夏になり、日中は真夏のように暑いので冷茶にしました。身体を温める紅茶で朝晩の冷えをサポートします。

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 次回は、6月17日(土)です。今に続くどんなメッセージが隠されているのでしょうか。ぜひ一緒に知ってみましょう。

 今までのレポートはこちらです。
・第1章:和の心を学ぶには、まず気づくことから
・第2章:神話から真実を知る
・第3章:他人の心を、神様もわからないのが面白い。
・第4章:神様も楽しいのがお好き
・第5章:”箸” は神と自分を繋ぐ神聖な道具

 6月24日(土)は、淡路島神社参拝ツアーです。国生み最初の地だと言われる沼島と淡路島の神社を回ります。
先日、沼島へ下見に行ってきました。昨年12月に行ったきりでしたが、変わらずとても静かで穏やかな島です。南あわじ市にある土生港からは、船で5分ほどで着きます。


(沼島にあるおのころ神社には、イザナギの神とイザナミの神の国生みをしている様子が石像として残されています。)

詳細はまた改めてご案内しますね。日程だけ空けておいて下さいね。

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【和の心~神話からのメッセージ~】の詳細は、こちら↓

詳細はコチラ

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