【レポート】神話から真実を知る

【和の心・神話からのメッセージ】第2章のレポートです。
いよいよ、伊邪那岐神と伊耶那美神で国生みを始めるところです。海水を「こおろ、こおろ」と掻き鳴らし出来た島が、おのころ島です。諸説あるものの、このおのころ島は淡路島の南にある沼島だと言われています。

先月からスタートしたこの神話の勉強会は、国生みの島・淡路島で開催にこだわりました。正直なところ、古事記に神話に興味のある人はたくさんいるけれど、淡路島まで来てくれる人がどのくらいいるのかしら?とドキドキしていました。でも、今日テキストを読みながら、講師の林静香先生が言って下さった「ここ淡路島でやるから意味がある!」がストンと腑に落ちてきました。やっぱり淡路島で開催することにして良かったです。日本人のルーツを知るのにふさわしい場所だと改めて思いました。そして今回は、新しく3名の方が加わりました。嬉しいです!

(沼島へは、土生港より10分ほどで着きます。)

(伊邪那岐神と伊耶那美神が「こおろ、こおろ」掻き鳴らしているところ。沼島にあるおのころ神社にて。)

歴史は真実です。正しいかどうかの事実ではなく今も続いてるという真実を知る、という、静香先生がよくおっしゃるフレーズが大好きです。それがよくわかるのがこちらの2つ。今にも続く神話がもとになっています。ご存じですか?

  • 桃が邪気を取ってくれたり、岩石も悪霊邪気の侵入を防ぐこと
  • なぜ、ごはん茶碗が左、お汁物が右なのか??

桃や岩石が邪気に関係しているのは、伊邪那岐神が変わり果てた姿となった妻の伊邪那美神から、身を守るために桃を投げたり、岩石で塞いだりするところからなんだそうです。これが今にも続いているんですね。神様でもやはり恐ろしいものはあって、たとえそれが愛する妻であっても逃げちゃうっていうところが、人間っぽくて妙に親近感がわきました。

黄泉国から帰った伊邪那岐神が左目を洗ったら天照大神が、右目を洗ったら月読命が生じたとあります。太陽の神様とも言われる天照大神は「高天原をおさめよ」と伊邪那岐神から命じられます。ちなみに月読命は月の神様とも言われています。

右より左が、月より太陽がそれぞれ尊いとされるのは、こういった経緯があり、日本人のソウルフードとも言われ7人の神様がいるとされるお米は、最も尊い左の位置におくんだそうです。ごはんが左、汁物が右の由来です。

あとは、国旗の話もしてくださいました。日本の国旗である日の丸は太陽をイメージしていること、正式に国家法でこのマークが日本の国旗だと定められたのが、最近の平成11年ということにも驚きでした。もっと昔から日の丸弁当とかあったのにびっくりです。

また、リゾート地でも知られるパラオの国旗が、月をイメージしていること、少し横にまるをずらしていることの理由が、日本を尊敬して作られてたからなのだそうです。
私も含め、パラオの国旗って見たことないよ。という方はこちらをご覧下さい。

天皇陛下がパラオを訪問されたというニュースを見たときに、なんでパラオ?と思った私は、本当にいろんな事を知らなさすぎました。。。世界で最も親日感情が高いと言われる、パラオとの関係は大東亜戦争に遡ります。国のために尊い命を捧げて、命に代えてパラオのペリリュー島民を守り抜いた日本兵。現在でもパラオの長老たちは日本のことを「内地」と呼んでいたそうです。

ご興味のある方はこちらもご覧下さい。
【ペリリューの戦い】日本人が知らなければならない大東亜戦争の真実

次回は建国記念日でもある、2月11日(土)です。今の日々の生活において意味もわからず自然にこなしてること、まだまだ知られていない日本の素晴らしさは、きっとたくさんあるはずです。少しずつ紐解いていきましょう。

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【レポート】ホンモノを知る人を増やしたい、だから・・・。

お客様の声 | 遊楽食房

【ツシマミチコと行くダシ素材&調味料買い出しツアー】のレポートです。

参加者の皆さんとは駅の改札で待ち合わせをし、まずは今日の流れを説明します。

今回のツアーでは、こんぶ土居さんと鰹節丸与さんでダシ素材を購入し、うどん屋のきぬ川さんでお昼を食べ、Beans Cafe & Gallery 片岡さんで質疑応答などをお受けするという行程でした。

今回は、こんぶ土居さんから訪れました。お正月に向けて昆布を揃えたい方、千枚漬けを作るために粘りの少ない昆布が欲しい方、小さいお子さんがいる方は「お土産に」と昆布飴を選んでいました。うちも昆布飴は、子ども達用に常備してます。昆布のうま味がじわっと広がります。

ひととおりお買い物も済み、店主の土居さんに “酸処理していない海苔” について、美味しんぼの101巻に掲載されている内容を参考に、皆さんと一緒に聞かせてもらうことにしました。

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ところで、皆さんは酸処理ってご存じですか? 野菜で言うところの農薬をまくことです。

この酸処理をすると、本来の海苔の香りや味を損なってしまいます。市販されている95%の海苔が、ほぼこのような状態なのだそうです。酸処理をする理由としては、浅瀬の海が埋め立てなどで減ってきたこと、海苔の生産量を増やすことなどがあげられます。本来、海苔の養殖は干出(かんしゅつ)で育ててきましたが、生産量を増やすことと、深所でも養殖が可能な浮き流し養殖法が昭和40年代に開発されました。

干出とは、干潮の時に海苔が海水面上に現れ、太陽の光を浴びることで海苔の病気を防ぐ、伝統的な予防法です。直接、日に当たることで、甘味があり風味豊かな、質の良い海苔ができます。しかし、海苔は海水に浸かってないと成長せず、干出だと生産量が上がりません。そこで、開発されたのが浮き流し養殖法です。浮き流し養殖法では養殖網に浮きをつけ、干潮になっても、海苔が海に浸かりっぱなしにします。海苔が直接太陽の光を浴びないので、病気になりやすくなるのを防ぐために、酸処理が必要というわけです。浮き流し養殖法は、海苔の成長が早く、収穫量が多くなりますが、海苔が病気にかかりやすくなります。そのため酸処理を使用することになり、香りも味も落ちる海苔が、たくさんできているという事態になっています。

こんぶ土居さんでは、磯の香り豊かで、本来の製法で作られているホンモノの海苔を探されていたそうです。三重県松阪で出逢ったという、酸処理をしていない一番摘み海苔だけを使用した焼き海苔を、来年より販売されます。

以前お店に伺ったとき、酸処理している海苔としていない海苔をいただいたことがあります。私は正直なところ、海苔にまで不自然の手が入ってるとは思っておらず、かなり驚きました。いただいた海苔は、あまりに美味しく、風味があって、今まで食べてた海苔は、なんだったんだろうと衝撃を受けたのでした。ぜひお話を伺いたいとお願いをしていました。

こんぶ土居さんへお伺いし、土居さんとお会いできるときには、このように昆布を始め、取り扱う商品への熱い想いを聞かせていただいています。

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次に訪れたのは、鰹節丸与さんです。皆さん、宗田節や鰹節、煮干しと、どれが良いか迷われていました。丸与さんから直接、味噌汁にはどれが合うのか、煮干しの量はどのくらいが良いかなど、いろんな方法を教わっていました。お店の中が、鰹節の香りで癒やされます。

丸与さんは「お家それぞれ、どんなダシで味噌汁を作るのか正解は無いので、もっと気軽にいろいろ試して欲しい」と、いつもおっしゃいます。本当に、私もその通りだと思います。

何かに初めて挑戦するとき、失敗を恐れるあまり、成功しそうな無難な方法を探したくなるものです。私も未だにそういうところがあります。でも、ある程度やり方を聞いたら、あとは実際にやってみるしかないんですよね。失敗はダメなことではなく、上手くいかなかった方法を見つけただけなんです。

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ということで、私はこのダシ素材&調味料買い出しツアーで、皆さんにお伝えしているのは以下の3点です。

1)昆布について
・産地について
・戻す時間、引き上げるタイミング

2)鰹節について
・削り方によって変わる、うま味の出るタイミング

3)昆布、鰹節の共通点
・だいたいの量
・どんなお料理に合うのか

頑張ってやってみて下さいね!!

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お昼ご飯は、きぬ川さんで白とろろうどんをいただきます。このうどんは、参加費に含まれています。なぜこのお店でこのうどんを選ぶかというと、土居さんの昆布と丸与さんの鰹節のダシが使われていて、こんぶ土居さんのとろろ昆布が入った逸品だからです。シンプルな素材ほど、ダシの味や美味しさがよくわかります。天ぷらもすっごく美味しいので、こちらはご自身で注文してみてくださいね。(笑)

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その後、スーパーにも訪れ、醤油やみりん、味噌などの調味料の選び方や、昆布・鰹節・煮干しの選び方などをお伝えしました。安い方を選ぶのも良し、先の老舗2店のダシの素材を選んで良し、ご家庭の状況に合わせて、どちらも選べる力を身につけてもらうのが目的です。

「ツシマだったら、この中でどれを選ぶ?」と聞かれ、「うーーん。どうしても!!というならこれかなぁ」なんて、お店の中でこっそり、ぶっちゃけトークの場面もありました。

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最後は、Beans Cafe & Gallery 片岡さんへ。こちらのカフェは、以前豆屋さんをされていたということで、こだわりの白あんぜんざいを始め、豆のスイーツとコーヒーを組み合わせた面白いお店です。コーヒーも豆だもんね。お母さんの豆のお話が熱かったです。どうやったら、豆を煮ることを難しく思わずに実践できるか?というところにクローズアップされていて、ダシの話と同じだ!と親近感わきまくりました。ココアも、ものすごくこだわって作っておられて、すっごく美味しそうでした!次回は必ず注文しようと決意を新たにしました。

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昆布、鰹節、豆にコーヒーと、扱っておられる商品に、熱い想いを持っているからこそ、皆さんに知ってもらってどんどん繋がって行けたらと企画した、この買い出しツアー。まずホンモノを知って、今の自分に合うものを選んでいくことも大切だと思います。

ご記入いただいたアンケートはこちらからご覧いただけます。ご参加くださった4名の皆様、どうもありがとうございました!
お客様の声

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【ツシマミチコと行くダシ素材&調味料買い出しツアー】

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【レポート】和の心を学ぶには、まず気づくことから

【レポート】和の心を学ぶには、まず気づくことから | 遊楽食房

初の投稿は、【和の心を学ぶ ~神話からのメッセージ~】のレポートです。

今回は淡路島以外の地域からお越しの方々でした。小旅行のようだとお越しいただいた方・初めての淡路島へ迷いながらもお越しいただいた方・ツシマが言うから来てみたという方々・・・私のつたない説明にも関わらず4名の方々がお集まりくださり、講師・林静香先生の熱い想いをライブで感じていただけたかと思います。そして神話がいかに現在の生活と密着しているかを毎月何かしらの祝日に絡ませてお話くださるので共感・感動するところが多かったように感じています。ちなみに今月は、12月23日天皇誕生日なので、天皇陛下のお話でした。

【レポート】和の心を学ぶには、まず気づくことから | 遊楽食房

まだ小さい頃「モノを大切にしなさい、モノにも神様がいるんだよ」とよく親に言われていました。このモノとは、おもちゃだったり習い事の道具のことを言われていた記憶があります。今では、食材はもちろん包丁や鍋、お皿、身の回りのモノすべてなんだなと改めて思えました。こうしてこのレポートを入力しているパソコンにも神様がいるということなんですね。大切にしよう。笑

日本には、コンビニよりも神社がたくさんあること、クリスマス・ハロウィンなど外国のお祝いまでもイベントとして取り入れていること、初詣に行くこと、何かあったら「神様お願い!」と自然に祈ってしまうこと・・・たくさんの神様がいるという八百万の神の考え方に基づいていることだったんですね。改めて日本の懐の大きさを感じました。

私はダシが日本人の根幹を作るものだと思って活動しています。勉強会の最中にも笑い話であったように日本については知らないことばかりでした。
でも、みんな大好きなおむすびが最初の三柱の神のうち二柱からの由来だったり、ごはんを食べる前の「いただきます」は、命をいただきますからの由来だったりと、食を通して今の生活にも息づいていることがたくさんあると気づけたのはラッキーでした。

何気ない毎日の生活からの気づきから知りたいと思うきっかけになることってたくさんありますよね。だから今回の神話がいかに現在の生活と密着しているか、というところにも関心が大きかったんだと思うのです。

なんでもっと若い頃に知ろうとしなかったのかとか、でも学校教育で神話の大切さを教わらなかったんだからしょうがないよなーなんて思ってみたりもしますが、今このタイミングで知ることができたのはとてもありがたいことです。
戦後、神話の教育を排除してまだ100年経ってないですもんね!

世界的な歴史学者として知られるアーノルド・トインビー博士は「12~13歳くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅んでいる」と言っておられるそうです。日本の教育では、本当の日本の歴史も神話も教えていません。日本以外の国で、自国の歴史や神話を教えない国はないそうです。
(講師の林静香先生のページより引用しています。)
和の心を学ぶ

100年経てばだいたいそのくらいの年齢に達するのだそうです。

みんな!まだ間に合うよ!!!

【レポート】和の心を学ぶには、まず気づくことから | 遊楽食房

次回は平成29年1月21日(土)です。国生みの話からどんどん進んでいきます。1年の始まりでもある1月ならではの大切なこともきっとあるんだろうなと今からワクワクしています♪
それから、次回は古事記勉強会の前にランチ会をします。(自由参加です)淡路島の美味しいランチのお店、今からいろいろリサーチしています。ご予約の際にランチも行きます♪とメッセージいただけたら承ります。

それからペア割もやります。お友達やご家族と一緒にご参加されると割引になります。神話の面白さ・大切さを身近な方と一緒に学ばれるときっといろんな発見があると思います。詳細はお気軽にお問い合わせくださいね。

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