【インフルエンザ・リレー】~しなくちゃ!は頭のノイズ

 家族でインフルエンザリレーやってました(・∀・)

 仕事の日程を変えてもらったり、休ませてもらったり。この期間、たくさんの方に調整をお願いしました。おかげさまでそろそろ復活できそうです。

 レイキ送ってくれる人や、快く日程変更を承諾してくださったり、本当にありがとうございます。

 病気の時にも、ダシは使いまくりました。
昆布水(昆布を水に浸けておいてた水のこと)を沸騰させ、鰹節をたっくさんいれて、一番ダシを作ったよー。うどんに、お鍋に、かき玉スープ、お粥にも。鰹節に含まれる必須アミノ酸を補いました。翌日は、出がらしを煮詰めて二番ダシにして味噌汁に。

 私は解熱した夜に、カップラーメンとビールでお祝いしたくらい、食欲がまったく衰えずでしたが(・∀・) ←お祝いの品もどうよw

 食欲無くても、汁物なら食べられるよね。
うどんも消化に良いし、食べやすいようで、家族も結構食べてたね。

 昆布水を沸騰させて、鰹節を入れるだけ。3分でできます。
熱が出てても料理しなくちゃなママさんへ、ぜひお役立てください。

 超簡単!3分で使える一番ダシの取り方

 ・昆布水(昆布5gを1㍑の水に一晩浸ける)
 ・鰹 節(ひとつかみ 約20g)

  


(昆布水はこんな感じでつけてね)

【作り方】

 ① 昆布水を沸騰させ、鰹節を投入する。
 ② 3分待って鰹節を引き上げる。
 ③ 塩・醤油・みりんで味を整える。

 鰹節の出がらしは、冷蔵庫に保存してね。水から煮詰めると二番ダシになって味噌汁にも美味しいよ。

  昆布の入った容器に水をつぎ足すと、また昆布水になります(薄くなるけど)。


 私、15年ぶり。インフルエンザになったの。関節や腰も頭もめっちゃ痛かったけど、新鮮でした。
熱が下がってからの方が身体もフラフラしてたのが不思議だったなー。

 インフルエンザで全ての予定をキャンセルし、時間がぽこっとできてみて感じたこと。

余白がめっちゃ大切♡

 

 “~しなくちゃ!” にずっと追いかけられてたなーと。改めて思いました。
子どもを起こす、ごはんを食べさせる、学校に連れて行く、洗濯・掃除・食事の買い出しに準備、仕事の用意・片付け・段取り、お迎え、寝かせるまでのいろいろ。。。

 たくさんのしなくちゃ!をやっていくより、“~しなくちゃ!” に支配されている事がしんどいのだなと思ったの。

 頭の中がノイズだらけで、パニック状態だよね。
きっとしなくていいことまでしてただろうし、効率も良くなかっただろう。

 頭のノイズをいったん強制終了させるために、私にはインフルエンザが必要だったのかも知れない。
なんだかね、いろいろと生まれかわったような気がするのですよ。発熱で身体の細胞が生まれかわったのは実感するし、新たな自分も感じる。

 少しずつまた紹介していきます。

 とにかく、皆さんも、“~しなくちゃ!” がたっくさん出てきたら、頭のノイズが発生してるなと思って、ちょっと余白の時間を取るようにしてみてね。
 余白の時間って何かというと、ボーッとする時間です。

 ムダにテレビ見てても良いし、昼寝しても良い、自分をぎゅっとハグしても良いし、ほんとに頭空っぽにして空を見てても良い。

 ボーッとする時間を取っても良いんだ♡ って、自分に許可してあげてね(・∀・)

 それが、なかなか自分にOKだせん!あれもせなあかんし、これもせなあかんのに!と言う方は、“~しなくちゃ!” をやめられない(やめたくない)何かがある。

 あるある。私もずっとそうだったから、わかる気がしますよ。
実際、インフルエンザで寝込んだときも一瞬その時の感覚に戻りそうになったもん。

 もし、もうしんどいと感じたら、手放すチャンスかもね。その何か。知りたくない?

 なんかピンときたので、久しぶりに募集してみますね。
カウンセリング受け付けます。オンラインでも、大阪・淡路島で受けられます。

 必要な方に届くと良いな。 

  ①2月3日(日)大 阪対面:夕方~
  ②2月4日(月)淡路島対面/オンライン:午後2時~
  ③2月7日(木)大 阪対面:夕方~
  ④2月8日(金)淡路島対面/オンライン:午後2時~

もっと自分を好きになれるカウンセリングセッション

 他の日程でご希望あれば、メッセージ下さい^^

 って、書いといてなんなんだけどさ、カウンセリング申し込むのって勇気いるよね、きっと。
 何話そうか?とか、見透かされるんちゃうの?とか。

 こんなこと思ってていいのかな?
 こんなこと感じたらだめだよね?

 ってこと、きっと誰にでもある。私にもまだまだたくさんある。

 カウンセリングは、ご自身の中にあるモヤモヤの奥深くにある感情に一緒に向き合っていく作業でね、今まで何となく感じてたけど認めたくないこととか、~なことがあってイライラするのを何とかしたい!というようなこともOKなの。

 その悩みが自分を創る核であればあるほど、一人だとなかなか難しい。目の前のことは時間をかけたら解決できるかも知れないけど、考え方のクセは直ってないからまた戻っちゃう。

 気づけてなかった自分と出会えたときの快感は本当に良いものですよー。うわっと驚き、ホッと安心する。やっと見つけてくれたねっていう安心感。自分でよかったっていう安堵感。だから根っこを変化させて次のステップへ進みたい方には、オススメしたい。

 きっと、晴れやかな笑顔になれるはず。待ってるね。

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【レポート】ダシをすぐに取りたくなる、買い出しツアーです。

3月23日のダシ素材&調味料買い出しツアーのお客様は、淡路島で海産物問屋を営んでおられる老舗の社長さんでした。

毎月第2金曜・第4月曜に淡路島で開催している、ダシCafeにお越し下さってのご縁です。

こんぶ土居さん、鰹節丸与さん、と伺い、いろんなお話を聞けました。いつもは聞けない、プロならではの話も飛び交ってドキドキ血が騒ぎました。ダシの素材を扱う老舗の方々が出逢う場に、こうして立ち会えたこととても嬉しく思います。

ダシの大切さや美味しさを感じておられる方の中にも、ダシを取るのって難しそう、大変そう、めんどくさそう、と敬遠している方もいる反面、何を選んで良いのかとホンモノを探している方もいらっしゃいます。選ぶ力を身につけて、そして意外と手がかからないと知ったら、皆さんダシを取るはずなんですよね。

大変そうだと思う理由としては、

  • 全貌がよくわかっていないのでどうして良いかわからない
  • イメージだけで思い込んでいる
  • 失敗したくない

というのがあると思います。
わかってしまうと、なぜこんなに難しく感じてウロウロしていたのかと思うかもしれません。だって、昔の日本人は当たり前のようにダシを取っていたわけですから。今の私達に出来ないはずがありません。

こちらの記事で、なぜ難しいと感じてしまうのかを分析しています。良かったらご覧下さい。
ダシを取るのは本当に難しいのか?

私は、ご家庭に合わせてどんなダシを選べば良いのかをお伝えするダシのコンシェルジュのような立場ですが、それができるのも昆布や鰹節、椎茸、煮干しと、それぞれ専門に扱っておられる方々がいらっしゃってのことです。改めてもっともっと勉強しようと思うのでした。

きっと、昆布の北海道や、鰹節の鹿児島にも行くことになるんだろうと、今からワクワクしています。

今回、ダシ素材&調味料買い出しツアーの際、こんぶ土居三代目の土居成吉さんと初めてお会いする機会がありました。
成吉さんのルーツは淡路島とのことで、なんだか盛り上がり、移住して良かったなと改めて思いました。年末に書いた記事ですが、再アップします。こちらの成吉さんが出演されたDVDを紹介した記事です。
どうやって見つけてこられたのか謎なんですが、「この記事見たよ」と言っていただきました。巻末に、DVDと同じ内容の動画を添付しています。やわらかい語り口調で食の大切さを話されるのにも、存在感が出ています。

働くママさんにとって、”料理を作らなければならない” の呪縛から、少しでも楽になれる方法だと私も実感しています。

一汁一菜から始めよう

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ダシ素材&調味料買い出しツアーは、大阪・空堀商店街にある、昆布・鰹節を扱っておられるお店と、スーパーへとお連れする、体験型のダシ講座です。

普段お使いのダシ素材・調味料を知った上で、今後どのようなダシの素材と調味料を使っていきたいか。それを実際のお店で話を伺いながら感じていただくというものです。本を見たりWebで調べるのも方法としてはありですが、やっぱり生の声や実際の商品を手にとって見て感じる方がリアルです。

そして、ダシの素材はその日の夕食にはすぐ使えるようにアドバイスもしています。すぐに実践できるので身につき忘れませんね。きっと、すぐやってみよう!と思えるはずです。

店主さんがお店におられるときには、こうして実際にお話を伺えたりもします。ホンモノを繋いでいる方々からの生のお話は必見です。きっと日本人のDNAがドキドキ騒ぎ出すはずです。

前回のレポートとご感想はこちら。
ホンモノを作る人を増やしたい。

次回は、4月27日(木)を予定しています。また詳細決まりましたらご案内します。
冒頭の写真は、鰹節丸与さんで展示されていた鰹節削り器です。刃がガラスでできてるんですって。すごいですね。

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灰ワカメ・鳴門海峡ワカメ・煮干しを取り扱っておられる、淡路島の出口商店さんのWebサイトはこちらです。淡路島へお越しの際にはぜひこちらの出口商店さんにもお寄り下さい。煮干しの種類がこんなに豊富にあることは私もこちらのお店に伺うまで知りませんでした。煮干しも奥深いです。
海産物問屋・出口商店

毎月第2金曜・第4月曜に淡路島で開催している、【ダシCafe今さら聞けないダシの引き方体験教室】次回は、3月27日(月)です。ワンコイン500円で昆布・鰹節・椎茸・煮干しのダシをCafe感覚で気軽に楽しんでいただけ、どなたでも何度でもご参加いただけます。ダシが食にも心にも大切なんだと気づきだした方はぜひお越し下さい。出口商店さんの煮干しもプレゼントします。

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【ダシCafe今さら聞けないダシの引き方体験教室】の詳細は、こちら↓

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どっちが正しい?【ダシを引く】VS【ダシを取る】

ツシマミチコと行くダシ素材&調味料買い出しツアー | 遊楽食房

 【ダシを引く】【ダシを取る】って良く聞く言葉だと思います。
本・インターネット・テレビでも、どちらの言い方もご覧になったことがあるのではないでしょうか。

 ダシのことが気になっている方には特に、「どっちが正しいの?」と混乱している方も
「言い回しに何か意味があるの?」と疑ってしまっている方も多いかも知れませんね。

 これはね、どっちも正しいんです。ただ、言葉の使い方が違うだけ。

 

【ダシを引く】さっと引き上げる ・・ うま味を引き出す
【ダシを取る】ぐつぐつ煮出す ・・・ うま味を絞り出す

 

【ダシを引く】 は、日本のダシの素材からダシを引き出すことを指します。
“素材の味を引き出す” って言いますよね。和食は引き算の料理 というのも、そこから来ていると言われています。

 日本のダシの素材として代表的なのが、この4つ。

昆布・鰹節・椎茸・煮干

乾物なので、うま味をぎゅっと凝縮しています。水やお湯で戻したりして、うま味を引き出します。
戻し方はこちら ダシの素材を活かした戻し方 素材の持ち味を生かして、さっと美味しく引き出したいですよね。

 一方、【ダシを取る】  は、コトコトぐつぐつ煮込むダシのことを言います。
例えば、フォン・ド・ボー、参鶏湯(サムゲタン)など、海外のお料理はこの方法でダシを取る料理が多いです。「このスープは、2~3日煮込んで作りました」って良く聞きませんか?
日本の料理で言うと、蕎麦ダシ、鶏ガラスープ、ラーメンダシ、なども、どちらかというとこちらです。

 生の野菜・肉・魚などをぐつぐつ煮込んで、うま味を絞り出すイメージです。だから、どうしても時間がかかります。

 どちらにしても、《食材に含まれるうま味成分をどうやって抽出するか?》 がダシのうま味のポイントになります。

 ということで、タイトルにある【ダシを引く】 VS 【ダシを取る】どちらが正しいのか? は、どちらの言い回しも使いますし、正しいです。使い素材によって本来は使い分けるのが良いと言うことになります。
 どちらがが時短か?と考えるなら、断然! 【ダシを引く】が勝ちです。材料さえ揃えば、3分でダシが引けます。

 ユネスコで和食が世界文化遺産登録された後、海外のシェフの方々はこのダシのうま味にとても注目しています。とくに昆布への注目はすごいんですよ。

 「海外のダシは何日も煮込まなくてはダシが取れないので大変。日本のダシはすぐに取れるのに、なんで日本人はダシを使わないのか?」って疑問に思っている海外のシェフがたくさんいる、という話を聞きました。

 そう言われると確かに。2~3日かけてダシを取ってその後料理に・・って考えただけで、家庭料理では毎日同じメニューにしてしまいそうです。それに引き替え、日本のダシは3分で出来てしまう。

 ダシってめんどくさそうと思うハードルが、下がったように思いませんか?実はこのハードルも、自分で創り上げていただけなんですけどね。 ダシって本当に難しい?

 海外のシェフが羨む、日本のダシの素材。昆布・鰹節・椎茸・煮干しを作っている職人さん達が、私達がすぐダシが引けるようにと壮絶な時間をかけて作って下さっているということも忘れないようにしたいものです。

 ちなみに鰹節は、鰹を釣って鰹節として商品になるまで、半年 もかかるんだそうですよ。

いただきますの気持ちで、ダシを引く生活を大切にしていきたいですね。

ツシマミチコと行くダシ素材&調味料買い出しツアー では、どんな昆布や鰹節があるか?選ぶコツ、貴女の生活スタイルに合った調味料やダシの素材を一緒に選びます。

 

ツシマミチコと行くダシ素材&調味料買い出しツアー


 ダシを取る・ダシを引く、料理の土台をマスターしたい方は、マンツーマンレッスンへ。
毎日の家庭料理の見直しに特化しています。

 料理が初めてだからこそ基礎をしっかり抑えるのはとっても大切。
料理が苦手、恐いのブロックをはずし、料理が苦手・できない から 料理の好きな自分 へと変われます。
 最初にじっくりお話聴かせて頂き、その方に合わせた伝え方で進めていきます。他の教室では味わえなかった一体感があります。
 
 12メニューのうち気になる3メニューをチョイスできます。

“料理好きな自分を思い出す” マンツーマンレッスン

 

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ご感想やお問い合わせは、こちら↓

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ダシを取ることは本当に難しいのか?

 【ダシCafe・今さら聞けないダシの引き方体験教室】が淡路島で期間限定スタートしています。大阪でもたまに開催していましたが、今回のように毎月2回することも、ワンコイン500円ですることも初めてです。我ながらいろいろ思い切ったとドキドキしてますが、淡路島で広がっていくことが目的です。スタートの時間は決まってますが、どなたでも何度でもCafeのように気軽にご参加下さい。

 ところで、ダシを取ることが難しく感じている方って数多くいらっしゃっるんですよ。実際にダシ講座を受けられた方でも、後から聞くとそう思っていた方が多いようです。

 今回は、ダシは難しいとなぜ思ってしまうのか?を一緒に考えてみようと思います。

◎ なぜ難しいと思ってしまうのか?

 ダシは料亭や外食でしか食べられないもの、プロの料理人にしかできないと思い込んでいる方、「本に載ってるようにやったのに上手くいかない」というお声もいただいたこともあります。

 でもね、結論から言うと家でできます。昔は、家庭でそれぞれ料理を作って、当たり前のようにダシをとっていたんですもん。今の私たち世代に出来ないはずが無いと思いませんか?実際、ご家庭で当たり前にダシをとっている方に、私がこういう活動をしていると話したところ、「それが仕事になるんかいな」って驚かれてしまいました笑 それくらい自然なことだったんですね。

ただ、知らなかっただけ。

だったんです。

◎ ダシを取ることを難しく思わせているものは何か?

 まず、“ダシ” というと、どんなイメージがあるでしょうか。

  • 美味しいし、安心する、でも難しそう、大変そう・・・でも気になる。
  • 自分の身体のため、大切な人のためにダシのお料理を作ってあげたい。私にもできるのかな?

といったところでしょうか。きっとこのサイトを見に来て下さってる貴女にも、思い当たるところがあると思います。

 確かに、難しそう・大変そうに思い込ませるような情報も多いので、そう思うのも仕方が無いのかもしれません。
和食の料理人さんが白い帽子をかぶって、難しい顔で昆布や鰹節を引き上げるタイミングを伺ってるような場面を見られたことはないでしょうか? ああいうのを見ると、難しそうだしやっぱプロにしか出来ないよねって思ってしまいますよね。とは言え、あれは決してパフォーマンスではありません。
お店ではいつも同じ味を提供しなくてはいけないこともあって、昆布を引き上げる温度、沈んだ鰹節を引き上げるそれぞれ違うタイミングを、見計らっているからなんですね。

 ダシって難しそうと思ってた方は、

イメージだけで思い込んでだだけかも

しれませんよ。

◎ 難しい、自分にはできないと思っていたことが出来るようになると?

 難しい、大変、できない、と思ってたことが出来るようになったときほど、嬉しさの伸びしろはすごいんですよ。実際そう感じられた方をたくさん見てきました。自分にも出来た!というパッと明るく輝いた目こんなに簡単にできるんだ!というワクワク感、美味しいと言ってもらえた!と報告してくれるときの、嬉しいお顔も見るたびに私も幸せな気持ちになります。きっとこれは私の使命なんだと思っています。

 さらに言うと、ダシは材料さえ揃えば、3分でできます。インスタントラーメンと同じ時間でできてしまうのです。それなのに、大変・難しい・と思う方が多い。もしかしたら、やったこともないし、それまでの前準備が必要で使い方がよくわからないから、食わず嫌いのようになっているんじゃないか?という仮説を立てているんです。

 どんなことにも言えることですが、できないことができるようになると

自分の自信に繋がります。

◎ ダシの素材を活かしたうま味を引き出すポイント

 「本に載っている通りにやったのに上手くいかない」のは、原理原則を知らないからということも考えられます。
実は、ダシの素材(昆布・鰹節・煮干し・干し椎茸)ごとの、うま味の引き出し方が素材によってそれぞれ違います。今回はダシ講座でお伝えしていることを載せてみます。ぜひ参考にしてみて下さいね。

  • 水から引き出す・・・昆布、煮干し、干し椎茸
  • 沸騰直前のお湯から引き出す・・・鰹節

 いかがでしょうか? もしかしたら、上手くダシの味が出なかったという方は、ここが曖昧だったかもしれません。うま味を引き出せるポイントがそれぞれ違うと理解できたら、美味しいダシが引けます。

 今回は、“ダシを引く” というと難しいイメージがあるようなので、あえて “ダシを取る” という言い方をしています。厳密には取ると引くは違うんですが、これはまた別の記事でご紹介しますね。

やったことない、もしくは上手く出来なかったということがあって、ご自分でハードルを上げてしまっていただけだと気づいて下さったら嬉しいです。

 お家で簡単にできるダシの取り方をお伝えしながら、ダシの素材を活かす方法・うま味について、味覚と五味の関係などもお話します。【ダシCafe】にご参加くださったお家の夕食はダシのお料理になること間違いなし!ダシをとってみよう!と思っていただけるはずです。五感を通してダシのすばらしさを体感していただける【ダシCafe】です。

 前回のレポートはこちらから。【レポート】ダシCafe

 特にこういった方にはぜひ!【ダシCafe】へお越しいただきたいです。

  • かわいい我が子に、ホンモノのダシを食べさせてあげたい方
  • ダシって難しいんじゃないの?とハードルを上げてしまっている方
  • 以前チャレンジしたけど上手くいかなかった方
  • ダシのお料理って時短ってほんと?って疑っている方
  • 今年こそ顆粒ダシを卒業したいと思っている方

 毎月第2金曜日・第4月曜日と開催しています。お会いできますこと楽しみにしております。

【レポート】ダシCafe・今さらきけないダシの引き方体験講座 | 遊楽食房

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【ダシCafe・今さらきけないダシの引き方体験講座】の詳細は、こちら↓

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【レポート】ホンモノを知る人を増やしたい、だから・・・。

お客様の声 | 遊楽食房

【ツシマミチコと行くダシ素材&調味料買い出しツアー】のレポートです。

参加者の皆さんとは駅の改札で待ち合わせをし、まずは今日の流れを説明します。

今回のツアーでは、こんぶ土居さんと鰹節丸与さんでダシ素材を購入し、うどん屋のきぬ川さんでお昼を食べ、Beans Cafe & Gallery 片岡さんで質疑応答などをお受けするという行程でした。

今回は、こんぶ土居さんから訪れました。お正月に向けて昆布を揃えたい方、千枚漬けを作るために粘りの少ない昆布が欲しい方、小さいお子さんがいる方は「お土産に」と昆布飴を選んでいました。うちも昆布飴は、子ども達用に常備してます。昆布のうま味がじわっと広がります。

ひととおりお買い物も済み、店主の土居さんに “酸処理していない海苔” について、美味しんぼの101巻に掲載されている内容を参考に、皆さんと一緒に聞かせてもらうことにしました。

【レポート】ホンモノを知る人を増やしたい、だから・・・。 | 遊楽食房

ところで、皆さんは酸処理ってご存じですか? 野菜で言うところの農薬をまくことです。

この酸処理をすると、本来の海苔の香りや味を損なってしまいます。市販されている95%の海苔が、ほぼこのような状態なのだそうです。酸処理をする理由としては、浅瀬の海が埋め立てなどで減ってきたこと、海苔の生産量を増やすことなどがあげられます。本来、海苔の養殖は干出(かんしゅつ)で育ててきましたが、生産量を増やすことと、深所でも養殖が可能な浮き流し養殖法が昭和40年代に開発されました。

干出とは、干潮の時に海苔が海水面上に現れ、太陽の光を浴びることで海苔の病気を防ぐ、伝統的な予防法です。直接、日に当たることで、甘味があり風味豊かな、質の良い海苔ができます。しかし、海苔は海水に浸かってないと成長せず、干出だと生産量が上がりません。そこで、開発されたのが浮き流し養殖法です。浮き流し養殖法では養殖網に浮きをつけ、干潮になっても、海苔が海に浸かりっぱなしにします。海苔が直接太陽の光を浴びないので、病気になりやすくなるのを防ぐために、酸処理が必要というわけです。浮き流し養殖法は、海苔の成長が早く、収穫量が多くなりますが、海苔が病気にかかりやすくなります。そのため酸処理を使用することになり、香りも味も落ちる海苔が、たくさんできているという事態になっています。

こんぶ土居さんでは、磯の香り豊かで、本来の製法で作られているホンモノの海苔を探されていたそうです。三重県松阪で出逢ったという、酸処理をしていない一番摘み海苔だけを使用した焼き海苔を、来年より販売されます。

以前お店に伺ったとき、酸処理している海苔としていない海苔をいただいたことがあります。私は正直なところ、海苔にまで不自然の手が入ってるとは思っておらず、かなり驚きました。いただいた海苔は、あまりに美味しく、風味があって、今まで食べてた海苔は、なんだったんだろうと衝撃を受けたのでした。ぜひお話を伺いたいとお願いをしていました。

こんぶ土居さんへお伺いし、土居さんとお会いできるときには、このように昆布を始め、取り扱う商品への熱い想いを聞かせていただいています。

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次に訪れたのは、鰹節丸与さんです。皆さん、宗田節や鰹節、煮干しと、どれが良いか迷われていました。丸与さんから直接、味噌汁にはどれが合うのか、煮干しの量はどのくらいが良いかなど、いろんな方法を教わっていました。お店の中が、鰹節の香りで癒やされます。

丸与さんは「お家それぞれ、どんなダシで味噌汁を作るのか正解は無いので、もっと気軽にいろいろ試して欲しい」と、いつもおっしゃいます。本当に、私もその通りだと思います。

何かに初めて挑戦するとき、失敗を恐れるあまり、成功しそうな無難な方法を探したくなるものです。私も未だにそういうところがあります。でも、ある程度やり方を聞いたら、あとは実際にやってみるしかないんですよね。失敗はダメなことではなく、上手くいかなかった方法を見つけただけなんです。

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ということで、私はこのダシ素材&調味料買い出しツアーで、皆さんにお伝えしているのは以下の3点です。

1)昆布について
・産地について
・戻す時間、引き上げるタイミング

2)鰹節について
・削り方によって変わる、うま味の出るタイミング

3)昆布、鰹節の共通点
・だいたいの量
・どんなお料理に合うのか

頑張ってやってみて下さいね!!

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お昼ご飯は、きぬ川さんで白とろろうどんをいただきます。このうどんは、参加費に含まれています。なぜこのお店でこのうどんを選ぶかというと、土居さんの昆布と丸与さんの鰹節のダシが使われていて、こんぶ土居さんのとろろ昆布が入った逸品だからです。シンプルな素材ほど、ダシの味や美味しさがよくわかります。天ぷらもすっごく美味しいので、こちらはご自身で注文してみてくださいね。(笑)

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その後、スーパーにも訪れ、醤油やみりん、味噌などの調味料の選び方や、昆布・鰹節・煮干しの選び方などをお伝えしました。安い方を選ぶのも良し、先の老舗2店のダシの素材を選んで良し、ご家庭の状況に合わせて、どちらも選べる力を身につけてもらうのが目的です。

「ツシマだったら、この中でどれを選ぶ?」と聞かれ、「うーーん。どうしても!!というならこれかなぁ」なんて、お店の中でこっそり、ぶっちゃけトークの場面もありました。

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最後は、Beans Cafe & Gallery 片岡さんへ。こちらのカフェは、以前豆屋さんをされていたということで、こだわりの白あんぜんざいを始め、豆のスイーツとコーヒーを組み合わせた面白いお店です。コーヒーも豆だもんね。お母さんの豆のお話が熱かったです。どうやったら、豆を煮ることを難しく思わずに実践できるか?というところにクローズアップされていて、ダシの話と同じだ!と親近感わきまくりました。ココアも、ものすごくこだわって作っておられて、すっごく美味しそうでした!次回は必ず注文しようと決意を新たにしました。

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昆布、鰹節、豆にコーヒーと、扱っておられる商品に、熱い想いを持っているからこそ、皆さんに知ってもらってどんどん繋がって行けたらと企画した、この買い出しツアー。まずホンモノを知って、今の自分に合うものを選んでいくことも大切だと思います。

ご記入いただいたアンケートはこちらからご覧いただけます。ご参加くださった4名の皆様、どうもありがとうございました!
お客様の声

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【ツシマミチコと行くダシ素材&調味料買い出しツアー】

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