子どもと過ごす日曜日の嬉しさと憂鬱

 私が家事全般の中で、唯一と言って良いほど楽しいことは、料理であります。掃除、洗濯、片付けの終わった後の爽快感というのはありますよ。でもね、やっぱり義務からしてる感が否めないのです。必ずしなければならないという義務感です。

 特に日曜は、月曜に持って行く物を洗ったり用意したりして結構忙しいのです。梅雨ということもあって、雨でも降られた日曜なんてもう。。。(・∀・) 「そのまま持っていけばいいやん」って囁く私もいるんですよ。そんなに汚れてないし。しかし、母親として月曜にはまっさらの状態で持たせてあげたい。という想いと、あの子の母親ってさー、全然子どもの世話してないよなって言われてたら嫌だな。という狭間で葛藤しています。(誰にも言われたこと無いのに勝手に妄想w)

 そんなことはつゆ知らず、子ども達はどっかつれて行けコール。家にずっといるのが退屈なんだよね。外に出かけると私が子どもと向き合ってるのがわかるんだよね。そうだと思う。わかるよ。

 でもね、やらなあかんこといっぱいやねん!という理由で、外に連れ出すのが億劫な日曜もあります。

 日曜と祝日は子どもと過ごす時間と決めています。基本的には仕事も休みにしているし、予定もあまり入れないようにしています。以前の私は、休みなんだから子どもを優先しなければならないって思い込んでたんですよね。だから、日曜に私の都合で家でゆっくり過ごすなんて事は御法度。あり得ない。母親失格くらいに思ってたんですよ。

 月曜の用意を優先する=子どもを大切にしていない というルールを創り上げてたんですね。だから、このルールに反する自分を罰してたんです。心の中で。ありえへん変態です。

 でね、それに気づいてから、家でゆっくりしたいとき、子ども達の退屈をカバーできて、かつ、私と向き合って子どもも満足できること、私にとっても助かることってなんだろうって考えました。

 それはやっぱり料理だったんですね。

作るための準備はめんどくさいし、後片付けも広がって大変なことになるけど、料理 で遊んでる を作ってる時のキラキラした子どものまなざし。嫌いだったものでも一緒に作ると美味しいって食べたりするところ、夕食ができあがるという私の達成感。

 私、大好きな料理に助けられているなって改めて感じます。

 ということで、ハンバーグを一緒に作りました。もう6歳と4歳。生の肉を触っても口に入れたりしない年齢になりました。胡瓜も上手に切れるようになりました。

私1人で作るとつい、いろいろアレンジを施してしまうのだけど、豆腐入れたり、おから入れたり、、今日のがオーソドックスで一番美味しいらしい。ひねるよりシンプルに、なんだなー。タマネギすら省略しました。

ハンバーグを焼いた後の肉汁に、ケチャップ・ウスターソース・醤油を煮詰めてソースにします。ウスターソースが無かったので買いに行きました。そこでの気づきがあってですね。

 
 ダシ素材&調味料買い出しツアーを定期的に開催してますが、私の普段使っている調味料を一挙公開してみようかと。
ダシの素材、調味料。ともに、料理の土台を作る大切なものです。

食生活を変えるにはまず、調味料からと良く言われます。

それは、よくわかってるねん!だから、なにを選んだら良いねん!!怒(゜Д゜)!
と言う方にぜひ読んでもらいたいです。

 ダシ素材や調味料に対する私の考えなんかも伝えて行けたらと思っております。高けりゃ良いってもんでもないし、安いからと言ってまずいわけでもない。私の中では、調味料集めはもはや趣味レベルです。いろいろ試して美味しい調味料にたどり着いていますが、うちも金欠の時には最低ラインここをクリアしていればOKという調味料も使ってます。

 この最低ラインというのが、ご家庭によってまちまち。でも、それで良いと思います。お財布事情がありますからね。そのへんのところは、 ダシ素材&調味料買い出しツアーで個別にカウンセリングしておりますので、じっくりご相談ください。

ダシ料理研究家が選ぶ調味料

 ということで、随時公開していきますね。お楽しみにー!

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【開講予定の講座はこちら】

● 茶言葉グループワーク
7月10日(月)・7月23日(日)

● 講師・セラピストさん限定:貴女だからできる事を知ろう
7月11日(火)

● 和の心・神話からのメッセージ 
7月15日(土)

● ダシCafe 今さら聞けないダシの引き方体験教室
7月24日(月)

● 夜を愉しむweb中国茶会
7月28日(金)

● ツシマミチコと行くダシ素材&調味料買い出しツアー
8月26日(土)

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【レポート】感動のおダシをいただく… ほんとのおダシでココロを変える!

 先日、大阪・茨木市で開催の「感動のおダシをいただく…ほんとのおダシでココロを変える!」レポートです。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました!

この日、講座の冒頭で、

「たくさん失敗して下さい」

と言いました。

 それは、ざまーみろ、へたくそだなー、とか、そういう意味ではなく、

「失敗するって、ネタの宝庫だよ」

という意味を込めて言いました。

ネタの宝庫?って思いましたか?
失敗すること=ダメなことではなく、上手くいかなかったネタが詰まってるから。なんです。

なぜここまで言い切れるかというと

美味しくできること

が、大前提としてあるからです。

水?温度?時間?量?など、考えられる可能性はたくさんあります。
間違いなく、ここさえ変えたら美味しくなるわけです。そこにたどり着くまでのステップなんですよね。

 昆布やかつお節の一番美味しい味の引き出し方を理解できれば、本やレシピに惑わされることなく、ダシパックなどの商品に翻弄されることなく、自分のお財布事情や感覚で選ぶことができます。

・水から引き出す・・・昆布、煮干し、干し椎茸

・沸騰直前のお湯から引き出す・・・鰹節

ですよ。

主催して下さった、巡りごはんいろはさんのレポートです。【レポート】感動のおダシをいただく… ほんとのおダシでココロを変える!

おむすび美味しかったです!

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 あとは、どんな昆布とかつお節を使ったら良いの?というご質問も多かったです。あと調味料もね。どれが正解!というのはありません。その家庭によって昆布やかつお節にかけられる費用も変わってきます。
 選び方、目利きの方法などは、今週土曜に開催するこちらの同行でその方に合わせてじっくりお伝えしています。老舗のお店のこだわり昆布のお話、スーパーでの選び方、今の自分はどの調味料やダシの素材を使いたいか?をお話し伺います。

 6月10日(土)大阪・空堀商店街に一緒に行きます。ツシマミチコと行くダシ素材&調味料買い出しツアーです。
今回より、内容濃いめにカウンセリングの時間もたくさんとります。食のこと何でもこの機会に相談下さい。

 たくさんある情報の中から、自分にあった物を選ぶ力を身につけたい方におススメです。

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【ツシマミチコと行くダシ素材&調味料買い出しツアー】の詳細は、こちら↓

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【レポート】ホンモノを知る人を増やしたい、だから・・・。

お客様の声 | 遊楽食房

【ツシマミチコと行くダシ素材&調味料買い出しツアー】のレポートです。

参加者の皆さんとは駅の改札で待ち合わせをし、まずは今日の流れを説明します。

今回のツアーでは、こんぶ土居さんと鰹節丸与さんでダシ素材を購入し、うどん屋のきぬ川さんでお昼を食べ、Beans Cafe & Gallery 片岡さんで質疑応答などをお受けするという行程でした。

今回は、こんぶ土居さんから訪れました。お正月に向けて昆布を揃えたい方、千枚漬けを作るために粘りの少ない昆布が欲しい方、小さいお子さんがいる方は「お土産に」と昆布飴を選んでいました。うちも昆布飴は、子ども達用に常備してます。昆布のうま味がじわっと広がります。

ひととおりお買い物も済み、店主の土居さんに “酸処理していない海苔” について、美味しんぼの101巻に掲載されている内容を参考に、皆さんと一緒に聞かせてもらうことにしました。

【レポート】ホンモノを知る人を増やしたい、だから・・・。 | 遊楽食房

ところで、皆さんは酸処理ってご存じですか? 野菜で言うところの農薬をまくことです。

この酸処理をすると、本来の海苔の香りや味を損なってしまいます。市販されている95%の海苔が、ほぼこのような状態なのだそうです。酸処理をする理由としては、浅瀬の海が埋め立てなどで減ってきたこと、海苔の生産量を増やすことなどがあげられます。本来、海苔の養殖は干出(かんしゅつ)で育ててきましたが、生産量を増やすことと、深所でも養殖が可能な浮き流し養殖法が昭和40年代に開発されました。

干出とは、干潮の時に海苔が海水面上に現れ、太陽の光を浴びることで海苔の病気を防ぐ、伝統的な予防法です。直接、日に当たることで、甘味があり風味豊かな、質の良い海苔ができます。しかし、海苔は海水に浸かってないと成長せず、干出だと生産量が上がりません。そこで、開発されたのが浮き流し養殖法です。浮き流し養殖法では養殖網に浮きをつけ、干潮になっても、海苔が海に浸かりっぱなしにします。海苔が直接太陽の光を浴びないので、病気になりやすくなるのを防ぐために、酸処理が必要というわけです。浮き流し養殖法は、海苔の成長が早く、収穫量が多くなりますが、海苔が病気にかかりやすくなります。そのため酸処理を使用することになり、香りも味も落ちる海苔が、たくさんできているという事態になっています。

こんぶ土居さんでは、磯の香り豊かで、本来の製法で作られているホンモノの海苔を探されていたそうです。三重県松阪で出逢ったという、酸処理をしていない一番摘み海苔だけを使用した焼き海苔を、来年より販売されます。

以前お店に伺ったとき、酸処理している海苔としていない海苔をいただいたことがあります。私は正直なところ、海苔にまで不自然の手が入ってるとは思っておらず、かなり驚きました。いただいた海苔は、あまりに美味しく、風味があって、今まで食べてた海苔は、なんだったんだろうと衝撃を受けたのでした。ぜひお話を伺いたいとお願いをしていました。

こんぶ土居さんへお伺いし、土居さんとお会いできるときには、このように昆布を始め、取り扱う商品への熱い想いを聞かせていただいています。

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次に訪れたのは、鰹節丸与さんです。皆さん、宗田節や鰹節、煮干しと、どれが良いか迷われていました。丸与さんから直接、味噌汁にはどれが合うのか、煮干しの量はどのくらいが良いかなど、いろんな方法を教わっていました。お店の中が、鰹節の香りで癒やされます。

丸与さんは「お家それぞれ、どんなダシで味噌汁を作るのか正解は無いので、もっと気軽にいろいろ試して欲しい」と、いつもおっしゃいます。本当に、私もその通りだと思います。

何かに初めて挑戦するとき、失敗を恐れるあまり、成功しそうな無難な方法を探したくなるものです。私も未だにそういうところがあります。でも、ある程度やり方を聞いたら、あとは実際にやってみるしかないんですよね。失敗はダメなことではなく、上手くいかなかった方法を見つけただけなんです。

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ということで、私はこのダシ素材&調味料買い出しツアーで、皆さんにお伝えしているのは以下の3点です。

1)昆布について
・産地について
・戻す時間、引き上げるタイミング

2)鰹節について
・削り方によって変わる、うま味の出るタイミング

3)昆布、鰹節の共通点
・だいたいの量
・どんなお料理に合うのか

頑張ってやってみて下さいね!!

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お昼ご飯は、きぬ川さんで白とろろうどんをいただきます。このうどんは、参加費に含まれています。なぜこのお店でこのうどんを選ぶかというと、土居さんの昆布と丸与さんの鰹節のダシが使われていて、こんぶ土居さんのとろろ昆布が入った逸品だからです。シンプルな素材ほど、ダシの味や美味しさがよくわかります。天ぷらもすっごく美味しいので、こちらはご自身で注文してみてくださいね。(笑)

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その後、スーパーにも訪れ、醤油やみりん、味噌などの調味料の選び方や、昆布・鰹節・煮干しの選び方などをお伝えしました。安い方を選ぶのも良し、先の老舗2店のダシの素材を選んで良し、ご家庭の状況に合わせて、どちらも選べる力を身につけてもらうのが目的です。

「ツシマだったら、この中でどれを選ぶ?」と聞かれ、「うーーん。どうしても!!というならこれかなぁ」なんて、お店の中でこっそり、ぶっちゃけトークの場面もありました。

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最後は、Beans Cafe & Gallery 片岡さんへ。こちらのカフェは、以前豆屋さんをされていたということで、こだわりの白あんぜんざいを始め、豆のスイーツとコーヒーを組み合わせた面白いお店です。コーヒーも豆だもんね。お母さんの豆のお話が熱かったです。どうやったら、豆を煮ることを難しく思わずに実践できるか?というところにクローズアップされていて、ダシの話と同じだ!と親近感わきまくりました。ココアも、ものすごくこだわって作っておられて、すっごく美味しそうでした!次回は必ず注文しようと決意を新たにしました。

【レポート】ホンモノを知る人を増やしたい、だから・・・。 | 遊楽食房

昆布、鰹節、豆にコーヒーと、扱っておられる商品に、熱い想いを持っているからこそ、皆さんに知ってもらってどんどん繋がって行けたらと企画した、この買い出しツアー。まずホンモノを知って、今の自分に合うものを選んでいくことも大切だと思います。

ご記入いただいたアンケートはこちらからご覧いただけます。ご参加くださった4名の皆様、どうもありがとうございました!
お客様の声

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【ツシマミチコと行くダシ素材&調味料買い出しツアー】

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