私が、なぜ淡路島に移住したのか?その2

  • たくさん自然に近い場所がある中で、なぜ淡路島を選んだのか?
  • 夫婦の折り合いはどこでつけたのか?
  • 仕事はどうするのか?

移住先を選ぶのに、“どうしても譲れなかったこと” を、お話しします。

【私が、なぜ淡路島へ移住したのか?その1】からの続きです。

・番外編:淡路島へ移住して一年が経ちました!
・番外編:私が、移住して手に入れたかったもの

も合わせてご覧下さい。

② なぜ淡路島なのか?

私たちの以上への道は、自然に近い暮らしを目指して進むことになります。今回は、47都道府県さまざまな地域がある中で、なぜ淡路島を選んだのか?についてお話していきます。

1)田舎暮らしのイメージ

なぜ、私が淡路島を選んだのか?その1でもお伝えしたように、私の思う田舎暮らしというと、信州で過ごした環境となるわけですが、実際に自分が暮らしていくとなると無理だなと思うこともでてきました。

ここで改めて、私の持つ田舎暮らしのイメージです。

  • 基本は自給自足
  • 古民家に憧れている
  • 買い物が不便、閉店時間が早い
  • 車が無いと生活できない
  • 都市部に出るのに時間がかかる
  • 近所つきあいに馴染めるか不安
  • おしゃれして出かけるところが無い
  • 娯楽が無い

ある程度イメージできるものもありますが、自給自足できるかな?古民家に住めるかな? やってみたい気持ちもあるものの、悩んでても答えは出ません。

迷ったことは、実際に大阪で疑似体験してみました。(というか、自然にそう選んでました。)菜園を借り、野菜を育てます。芽が出るのも収穫もワクワクするし、品種のことを教わると奥深さにドキドキします。楽しくて土を触ってるだけで幸せでした。でも、自分で自給自足をしたいわけじゃなく、収穫近くにお邪魔してお手伝いする程度で十分だとわかりました。マンションを売却し、淡路島に変わるまでの間、古民家が仮住まいでした。古民家生活を経験した数ヶ月、すきま風に耐えられなかったり、お風呂が古く狭かったりで水回りは新しい方が良いと発見できました。

もともと朝型なので、早起きは得意です。閉店時間の早いのはあまり問題ではありませんでした。オシャレも大阪にいてもしたりしなかったりで、これは場所には関係なかったし、車は欲しかったので望むところです。娯楽が無いのは、インターネットもあるし、なんなりできるだろうと思いました。あとは、近所つきあいができるか?の不安は残りましたが、これは実際住んでみないとわからない、ということで落ち着きました。

 

2)夫婦のすり合わせと移住先の決定

 

移住してすべてをリセットし、一からスタートという意識もなく、どこに住んだとしても、大阪へは気軽に行きたいと思っていました。夫婦の中で、大阪に近いところというのがありました。お互いの実家も大阪ですし、何より大阪から離れて住んだこともなく友人も多くいます。

自然の近くには住むけど、ある程度の便利さは欲しいというのが、夫婦の一致した点でした。夫と私の、田舎とはどんなものか?というズレもすごかったです。何度と意見交換もしました。

そんな中で、移住に当たり、住環境で譲れなかったことは

  • 大阪に近いこと
  • 買い物など便利であること
  • 家が新しく一軒家であること
  • 食材が豊富にあること
  • 水が流れ、山の緑が近くにある

これらをザッとあげたとき、一人ツッコミした記憶があります。「こんな条件の場所があるんか?」と。田舎に住む意味があるのか?なんなら移住しなくてもいいんじゃ?とも思いました。お金が豊富にあるわけでもありません。引っ越し費用もかかるし、車も購入しなくちゃいけない。大丈夫か??と思いました。でも、なぜか無理だとは思わなかったんですよね。

そして地域を選ぶわけですが、大阪近郊ということは必然的に近畿圏になります。近畿圏と言えば、奈良、和歌山、京都とあるものの、夫婦ともに兵庫県を選んでいました。

私は、2年ほど前から仕事や心理学の勉強で、神戸や姫路に行くことが増え、馴染み深くなっていました。知らず知らずのうちに、何度も足を運んでいたんですね。

この、なんとなくであったとしても夫婦で、兵庫県が良いと一致してたのは大きかったと思います。

 

3)夫婦の仕事について

 

夫は介護福祉士です。この一年は移住の予定があったのですぐに動けるようにと、非常勤で仕事をしていました。淡路島では、一からの職探しではあるものの、10年ある勤務経験をだいぶと考慮してくださったようです。

一方、私は、大阪の料理教室を閉めた後、淡路島で自宅の一室を教室としています。今は、大阪や神戸に出向く仕事が多いですが、今後はバランスをとりながら淡路島を拠点に日本の良さを、日本へ、世界へ発信していきます。

 

4)揺れ動く気持ち

 

「本当に自然しか無いよ」と、実際に住んでいる人に言われ続けました。それでも行きたいか?と自分に問うと、答えはGO!です。場所次第だ、ということに落ち着きます。

淡路島と定めた4月。海も山もあって、食材も豊富やんか!!大阪・神戸にも近い!すごい理想的だと思いました。
でも、決まりかけて本当にここでいいの?という、自分の不安と葛藤がでてきました。島だということ、橋を渡るというのが怖く感じました。何かあったら孤立してしまうのか?とか、台風や津波・地震は大丈夫か?とか・・・でも、今現在、何も起こってない。ないことを気にしても仕方がない。本当にどうしたい?と何度も自分に問いかけました。やはり、答えはGO!でした。

移住に際しても、自分が本当はどうしたいのか?これが一番大切だと思いました。揺れ動く気持ちもOKだと思えたこと、それも当然だと思えたことが大きかったです。だからどうしたいの?と常に自分と対話して決めてから、夫はどうしたいのか?を確認し、何度も話し合いました。夫にも譲れない部分はあります。二人の一致する着地点を探す、ということに心を向けました。

ある程度イメージが固まってきたら、誰かに相談することも大切だと思います。自分を客観的に見れたり、情報を得ることもできるからです。自分の中で答えを持ってないうちに相談すると、意見を聞くたびにブレます。例えば、心の中ではAだと決めているとします。そう言ってくれる人を無意識に選んで相談してたりしますよね。なので、ある程度定めてから背中を押してもらう、情報を得るというスタイルを、ずっととっていたようにも思います。

これってすべてのことに共通してますよね。

 

5)移住までの流れ

 

2015年11月:マンションから同じ大阪市内の古民家へ引っ越しします。

娘の小学校入学(2017年4月)のタイミングで移住の予定でしたが、どうせ行くなら早く土地に人に馴染んだ方が良いということになり、移住の日程が早まります。この期間、今後の話をしながら、夫婦の意識のすり合わせをしました。

2016年3月:丹波篠山、三田市へ。

結果的にはどちらも選びませんでしたが、ここを回ったおかげで新興住宅地でも無く、太陽の光をたくさん浴びられて、水が多いところが良いと、希望が定まりました。

2016年4月:初の淡路島へ。

NPOあわじFANクラブさんの移住担当窓口というのをネットで探し当て、いきなりメッセージしてアポを取り、家族でおしかけました。親身に話を聞いて下さいました。20年ほど前に旅行で行っただけの淡路島、夫は初めてです。どうしても淡路島じゃなくては!という意気込みは、このときは正直ありませんでした。これが返って、移住の譲れなかった事柄を冷静に見れたのかもしれないと今になって思います。

2016年6月:再度、淡路島へ。

泊まってゆっくり過ごします。日帰りで帰るよりも季節感も時間の流れもよくわかりました。そして、実際に子育て世代で一軒家に住む、移住の先輩のお話を聞く機会を作っていただきました。とてもありがたかったです。どうせ行くのならと、ある程度物件を探してから淡路島へ行きました。無事に思うような物件も見つかりました。

2016年7月:大阪から引っ越し、今に至ります。

淡路島には一度行ってみたかった、とか、よく淡路島を知ってたりと、大阪の友人・知り合いたちが頻繁に訪れています。私の構想どおり、大阪へは毎月、神戸には2週間に一度は、仕事で通うようになりました。

 

6)現在の暮らしから今後のこと

 

子ども達の方が、淡路島での生活になじむのは早かったです。地元の情報は、夫の職場の方からいろいろ教わって助かっています。大阪と比べ、保育所のことや役所での手続きなどがいろいろ違っていて大変だなーと思うこともあったものの、終わればなんてこともなく、今では日の出・日の入りを家の中から味わえることに幸せを感じています。
ご近所さんも、周りがほとんど移住者というミラクルで、良い感じでおつきあいさせてもらっています。

淡路島へ移住すると決めてから、国生みの地がここ淡路島だったと知りました。自分の役目はいろんな意味での橋渡しなのでは?と改めて考えることが多くなりました。ダシのお料理という、日本人の土台をつくる活動をしていることと、国生みの淡路島を選び、暮らしていることは決して偶然ではないと思っています。神話の勉強会も、淡路島でスタートしました。国生みのことをしっかり知ろうと思います。

今後は、日本の原点でもある、ここ淡路島から、日本の良さを発信していきたいと考えています。それに賛同してくれる人が、わんさか集まってきてくれたら良いな。同じ想いの方々とも繋がっていきたいと思います。

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