実母とのこと

 私は実母と絶縁している。
もう5年くらいになる。淡路島へ来たことも直接は伝えていない。
孫となる子ども2人にも、数えるほどしか会わせていない。

 私から連絡を断った。
メールも電話も拒否してるうちに、そのまま音信不通になった。
 
 母といると、どうにもしんどくなる。
自分のことわかってくれってばっかり。
苦労話や愚痴だらけ。

 私のやることなすこと口出して支配しようとする。
私のことを本当に理解しようとしてくれてない。
自分のプライドや体裁を守ることに必死。

 こんなに人を憎んだり恨んだりできるのかってくらい
母が大嫌いだった。

 大人になっても変わらずに、1ヶ月に1回は食事会をしよう、とか
結婚したら近くに住んで、孫の面倒も引き受けるよ。とか。

 円満な関係なら楽しみなことも、苦痛で仕方なかった。
またあれこれ口出しされるのか、自分の正しいことを押しつけてくるのか。
たまらん。それだけは絶対に嫌だ。

 電話がなるたびザワッとして、メールの長文にうんざりして。
何を言っても私の意見より、自分の思い込みだけを延々と話してくる母。

 私のことなんてわかってくれようともしない。自分のことばっかり。

 私は私で幸せになるから。 
母から離れることしか頭になかった。

 淡路島への移住にも、全く関係が無かったとは言い切れない。
自分たちの家族を、新しい土地でやり直したい。という想いはあった。

 移住してそろそろ3年。核家族というカタチを通して、私の思い込みが浮かんでくる。
母という人間像が私の中に今もしっかりと存在している。
 距離は関係なかった。

 ずっと抱いていた憎しみは、愛されたいからのひねくれだったし
母として、主婦としての在り方、子どもや夫との接し方すべてが
母を基準にしていたことにも気づく。

 ただただ、愛されたかっただけだったんだ。
兄弟の誰よりも一番に好きでいてほしかった。

 思いとおりにならず、ひねくれてたのは私で
自分の正しい枠に母を収めようとしてた。

 母との関係が上手くいってない自分、
誰にも頼れない自分、辛い自分、大変で頑張ってる自分に酔ってた。

 コレに気づいたときの恥ずかしさと言ったら、、、
完璧な1人コントだった。 

 口出しされて、受け入れていたのは誰だ。
入ってくるな、支配するなって言いながら、
聴かなくちゃダメだって思ってたのは誰だ。

 そう。私。私が全部選んできた。
そうしたら嫌われずに大切にしてくれるから。 

 家族は仲良くて当然。
両親とも円満で理解し合ってるのが家族として正しい在り方。
 
 そんな両親から産まれてくる子どもは、きっと素直で良い子。

 親を大切にするべき、孫にも定期的に会わせるべき。
近くに住んで面倒を見るべき。

 私もずっとそう思ってきた。それが正しいと思ってた。
でも、そうなれない自分がいる。私はダメな人間だとずっと責めてた。

 産まれてきてごめんって思ってた。
こんな私が子どもを産んで大丈夫なのか?って、不安だったけど

 2人いる我が子とは、どんな関係を創っていくか。
どんな夫婦関係を創っていくか。
 母との教訓に、学ぶことは多い。
  
 こう思えるようになれたのは、子育ての実践の場ができて
心の捉え方を身につけ、自分の深いところと対話し、
どんな自分も素晴らしいってことをレイキで思い出せたからだ。

 もし今でもずっと母と仲良しだったら、今の自分はなかった。
この間の葛藤・虚無感・無力感、いらだち、安心感、不安感、、
すべて味わって今の自分がいる。

 私があの人を母親として選んできた理由は
人間として、まったく同じ人はいない。100%わかり合える人はいない。
だから、理解しようとする。自分の想いを伝える。違いを認める。
ということを教えてもらうために、選んだのかも知れない。

 と、今になって思える。

 母とは、もう会うことは無いだろうって思ってたけど
今は流れに任せることにした。

 またケンカもするだろうし、いろいろあるだろうけど
今なら、自分を大切にしながら、母のことも理解できるはず。

 きっともし会う時が来たら、それがベストタイミングなんだろう。


 

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