新しく何かをスタートさせるときに、必ず行き詰まること

本年もよろしくお願いいたします。

淡路島で迎える初めての冬です。昨年は20年ぶりに一軒家での冬を体験したものの、やはり淡路島と大阪では、底冷え感が違います。

実は、田舎暮らしの憧れのひとつに、暖炉がありました。炎を見ながらみんなで集まるっていいですよね。と、言いつつも、木を切って用意するのが、現実的に無理であっけなく断念しました。我が家の暖は、電気カーペット、オイルヒーター、たまに電気ストーブという軽装備です。何を選ぶかで迷ってしまって、ずっと進まずにいました。

木を切ることもなく暖かい石油ストーブにしよう!と、意気込んではいたものの、気に入ったモノが見つけられずにいました。ストーブの上に、お鍋ややかんを載せてコトコトするのも良いな。乾燥も防ぐし、とろ火で煮込まれて、料理もさらに美味しくなるんですよ。なんてエコなんでしょう。豚汁、おでん、カレー・・・嬉しくなってしまいます。

と、楽しいイメージにワクワクしていたにも関わらず、一歩踏み出せなかったのが、灯油を入れる時の憂鬱さです。実家にいた頃、灯油が切れると「誰が入れる?」と、家族で無言のせっつきあいがありました。入れる番になった時のあの寒さを思い出すと、なかなか石油ストーブを買うのに踏み切れずにいました。

そんなことを考えてたりするうちに、あっという間に年末になり寒くなってしまいました。

そんなとき、たまたま部屋の掃除をしてるときに見つけたのが、囲炉裏です。5年前に買ったまま、気になりながらも使ってませんでした。自宅では、まだ子どもが小さく危ないと、使うのを断念し、仕事場で使おう!と持ち運んだものの、使い方がわからず、結局一度も使うこと無く淡路島まで持ってきてしまいました。使い方がわかっていたら、子どもに危険の無いように自宅でも、仕事場でも、使いこなせていたかもしれません。

それにしてもこの寒さ、迷っている暇はありません。BBQに行っても、火をおこすなんてしたこともない私です。くぬぎ炭・備長炭と、炭が2種類もある時点でもうパニックで、自分にできるのか・・と最初は不安でしたが、やってみると意外と簡単でした。換気と炭の始末さえ気をつければ、何の問題も無く使えています。5年間も、何をそんなに尻込みしてたんだろうと思うほど、あっけなく成功です。

今では朝起きてすぐ、炭をおこし、灰に埋めて、温まるという、囲炉裏ライフがスタートしました。
灰の中に埋めてできる焼き芋はもちろん、食パンやお餅を焼き、するめをあぶっています。牛乳を温め、鉄瓶で沸かした白湯の美味しいことと言ったら。炭で温めると、味や舌触りがまあるく柔らかく感じます。白湯がご馳走です。素材が美味しいと、昔の人は贅沢だったなぁなんて、また思ってみたりします。囲炉裏でできるレシピはまだまだ開発していきますね。

ちなみに、お湯や鍋で何かを沸かすなら、備長炭を一本入れておくと火力が強くなるそうです。くぬぎ炭だけなら、火力が弱いので、暖房用に向いているのだとか。炭にも違いがあるのですね。

よく考えると、この囲炉裏なら、お鍋ややかんを載せることも可能です。そして、灯油を入れに行くということもありません。願ったり叶ったりです。

今回の囲炉裏騒動での気づきがあったのでシェアしてみますね。
どんな暖房器具が欲しいか、ということよりも、暖かい火を囲んで、楽しいところを強くイメージしました。

  • どんなものが見えて
  • 何が聴こえて
  • どんな感覚でいるか
  • 何を食べて飲んでいるか

私の無意識は、囲炉裏があったことを思い出させてくれました。外へ求めるのではなく、すでに自分にはある、ということを教えてくれました。

大げさに感じるかもしれませんが、日々の生活の中にいろんな真実が見え隠れしています。どれだけ願っても、叶わないこともあります。そんな時はきっと、イメージが足りないか、今がベストタイミングではないということなのだと思っています。

今年は、現実に見え隠れする真実に目を向けていくことを目標にします。

囲炉裏を始めるのを億劫に感じ、結果的に5年もの歳月を費やしました。今回必要に駆られてやってみたら、意外に簡単だったというオチです。

私も含めて、人って、新しく何かをスタートするときに

  • 必要に迫られないとやらない
  • とりあえずやってみたけど、これで合ってるのかを確かめたい。
  • やり方がわからないと億劫になってしまってやめちゃう

ことってよくありますよね。

これって、ダシのお料理を毎日の生活に取り込もうとするときと、すっごく似てるんです。なぜって、ダシのお料理を生活に取り込めた方からのご感想のベスト4が、

  • ダシを取りたいけど、どうして良いかわからなかった
  • これで合ってるのか確かめようと思っても、誰に聞いていいかわからなかった
  • 妊娠・出産で子どものために食を整えたいと思った
  • 美味しいと食べてくれて、家族の喜ぶ顔が見れて自分も嬉しい

そして、皆さんが共通しておっしゃるのが

難しいと思っていたら意外と簡単だった

なんですよ。

顆粒だしはそろそろやめて、今年こそホンモノのダシ生活をスタートしてみませんか?ダシのお料理って手軽だけど、手抜きじゃないんですよ。ダシの素材を選び、料理に合わせて使いこなせていくと、台所に立つのが楽しくなるはず。

ホンモノのダシ生活をスタートさせるには、“どんな素材を揃えれば良いか?”が大切です。まずホンモノを知り、お財布事情に合わせて、必要なモノを買いそろえることをオススメしています。このツアーでは、表示の見方や製造方法をお伝えし、選ぶ力を身につけます。

1月12日(木)大阪にて、昆布屋さん・鰹節屋さん・スーパーと買い物に行くツアーです。昆布や鰹節の選び方をホンモノの素材からお伝えいたします。
新しくスタートする、ダシ生活に必要なモノと方法は、このツアーにご参加くださるだけで揃いますよ。

ライン

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