大切なことは言葉にならない:海獣の子供

 久しぶりに観たい!と思う映画と出逢った。
 
 こないだの日曜と、さっきと2回観たよ。
DVDでたら絶対買うw

 “海獣の子供” よかったぁ。

 主題歌は“海の幽霊” 米津玄師。
この曲を聴いたとき、あまりの壮大さに寒気すらした。

 最近好きになった米ちゃんだけど、彼の世界観がすごく好き。

 内容は違えど、自分自身を表現する立場として
常に自分に集中し、妥協無く表現する姿勢に、ただただ尊敬する。

 歌詞を作るって、どれだけ言葉を大切に選んで紡いでるんだろうと思うのね。
そんな彼が、大切なことは言葉にならない。って歌う。
なんか切なくなるけど、どうしようもなく惹かれる。

 そんな米ちゃんもずっとこの話が好きで、主題歌も自分からオファーしたってネットで見た。
相当に想い入れがあるんだろうな、と。

 それなら私も観なくちゃな。
この映画の存在を知ったときから行くことになっていた。

 観る前から、どっぷり自分と対話しながら観る映画だろうと思っていて
感覚に浸りたいから1人で観るつもりだったけど、娘も行くというので一緒に。

 彼女にはどんな風に映っただろう。この映画。
ちょっと難しかったかも知れないけど、じっと座って観てたな。
なんか感じてたんだろうな。
 

 海は、すべての生命体の始まり。
言葉だけではすべてのコミュニケーションが取れない。
いや、取らない。取る必要がないのかもしれない。

 感覚で観る映画だと思う。
パンフレットにもあったけど、観る人によって捉え方が変わる。

 その人自身を、言葉だけで判断しちゃいけないし
だからこそ、全身で理解しようと思うのかも知れないね。

 この人好きだわーって思うとき、その人の雰囲気で選んでると思うのよ。
ええこと言ってるけど、なんか嫌。とか。
よくわからんけど、なんか好き。とかさ。

 きっと損得じゃない。なんか好き、なんか嫌。この感覚を大切にしていきたいよね。

 誰もが光の存在で、母の光に包まれ、胎内で育まれ、生まれ出る。
そこからは、自分の足で立って、自分の光で輝いていく。

 そんなことを感じた映画でした。

 

 

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