大豆以外の豆でも作ろう、手作り味噌。

少し寒さが緩んできたのか、寒さに慣れてきたのか、あと少しで春というのがわかるからか、身体は少しずつ楽になってきました。溜まりすぎていて必要な時には、熱を出したり風邪をひいたりして、デトックスする季節でもありますね。

さて、そんな春待ちな毎日ですが、お味噌つくりには向いている時期であることには変わりません。寒さがよけいな雑菌をよせつけないからです。

ところで、お味噌を作るには大豆・塩・麹がオーソドックスな組み合わせですよね。
遡ること約1300年前、奈良時代から味噌は日本で食べられていたそうです。

こんな昔から味噌があったわけですが、作られるようになった時のことを、ふと考えてみました。

  • なぜ、大豆だったんだろう?
  • そもそも、大豆を選んだのは何か理由があったのか?
  • だったら、大豆でしかお味噌は作れない?

今までも、豆だったら同じじゃないか?と思って、黒豆・小豆で味噌は作ってました。この話をすると結構驚く方が多いです。ということはそれだけ、味噌には大豆が当たり前に定着しているわけですよね。

2月21日(火)の淡路島・味噌つくり のお知らせをしたくて、ひよこ豆で味噌を作ったのですが、そもそもなぜ大豆なんだ? が気になって調べてみることにしました。 

  • なぜ、大豆だったんだろう?

大豆が日本に伝わったのは約2000年前の弥生時代からで、原産地である中国から朝鮮半島を通じて入ってきたと考えられています。奈良時代には、醤油や味噌などの加工食品も仏教ともに伝えられます。日本最古の歴史書「古事記」にも「豆」という字が記されています。当時、大豆は特別な食物だったようで、一般には普及していませんでした。

 
この頃の味噌は、つけたり塗ったりするような料理につかわれていたようです。まだまだ高級品だったんですね。やはり、古事記には食のことも記録されています。さすが日本のルーツです。

鎌倉時代になって広く大豆が栽培され、ようやく庶民の口にも入るようになります。大豆は土質が良くなくても栽培できることから、米よりも多く栽培された地域もあります。

仏教が広く普及しており、その影響で肉食が禁止されていたため、身体に必要なたんぱく源を味噌や納豆から得ていました。また、戦(いくさ)に出かける侍や農民たちの栄養食・保存食としても大豆製品が欠かせませんでした。

大豆の歴史より引用

のちの戦国時代でも、戦には味噌は欠かせなかったそうです。戦国武将たちは戦場での食料に必ず味噌を持ちました。当時、味噌は調味料であるとともに、貴重なたんぱく源でした。保存できる栄養食であったこともあり、干したり焼くなどして携帯しやすくしていました。武田信玄は “信州味噌(淡色辛味噌)”、豊臣秀吉、徳川家康は “豆味噌(八丁味噌他)”、伊達政宗は “仙台味噌(赤辛味噌)”というように、味噌づくりをすすめていました。

その土地でとれる、米・麦を使って麹が作られ、地域に根付いた味噌ができるようになったのですね。

  • そもそも、大豆を選んだのは何か理由があったのか?

大豆は “畑の肉” とも呼ばれ、他の豆に比べてタンパク質が多く含まれます。大豆が肉に匹敵する量のたんぱく質を含んでいることからそう呼ばれています。大豆たんぱく質の消化吸収率は、納豆で91%、豆腐では95%であり、とても効率のよい食品といえます。消化吸収の良い大豆加工品もたくさん出回っていること、味噌に大豆を選ぶことにも納得ですね。

  • だったら、大豆でしかお味噌は作れない?

結論から言うと、他の豆でもお味噌は作れます。豆によって味わいや香りも違ってくるんですよね。レッスンでは、まず大豆を作ってもらってますが、黒豆・小豆と作っています。

今回は初の “ひよこ豆” に挑戦しました!

ひよこ豆ご存知ですか? チャナ豆とも言います。頭がひよこの頭のような形をしていることから名づけられました。ベジタリアンの多いインドでは、肉の代わりのタンパク源としてひよこ豆をよく食べるようです。ひよこ豆のカレーも美味しいですよね。

こういう話は大好きで調べていくと、どんどん本題から逸れそうになるので、ひよこ豆のすごい栄養価はこちらをご紹介しておきます。
ひよこ豆の栄養価は?~戻し方も簡単!女性の悩みや美肌におすすめ~

ひよこ豆と大豆の三大栄養素の違いを調べてみました。(可食量100gあたり)
       タンパク質  脂質  炭水化物
【ひよこ豆】  9.5g    2.5g   27.4g
【大  豆】  16.0g    9.0g    9.7g

これを見ると、ひよこ豆のほうが脂質が少なく、炭水化物が多いので、パサパサした豆ということがわかります。もし同じようにひよこ豆で味噌を作られる方がおられたら、ひよこ豆のゆで汁はぜひ取っておき、混ぜ合わせて調整してくださいね。

で、出来上がったのがこちら。豆をつぶすとき・混ぜるとき、やはり大豆と違ってパサっとしました。

走り書きのメモを眺めて気づきました。「バレンタインデーに一人で味噌を作ってるよ、私」面白くて笑えてきました。チョコのこと忘れてましたね。

今回は粟国の塩で作ってみました。塩分は少し控えめです。いつもより麹が少ないので、出来上がりも少し遅いかもしれません。こうやって基本から、少しずつアレンジして変えていくことが面白いんです。半年後が楽しみです。

麹をさわってると、手がツルツルしっとりするのも味噌作りの良いところです。ふだんは(お手入れしてないだけ?)ガサガサしてる私の手だけど、この味噌を作った時はこんな感じでしっとりしています。

日本酒を造る杜氏さんも手が綺麗だと言いますよね。日本の国菌とも言われる麹菌。

醤油・味噌・みりん・日本酒

と日本人に無くてはならない調味料には、ほぼこの麹菌が入ってるんですね。

温かい豆をつぶすと身体も暖まるし、手まで綺麗になっちゃう。冬の時期に味噌を作るって良いことづくめです。

最後にお知らせです。
2月21日(火)淡路島で味噌作りやります。2㎏/6000円・4㎏/8000円 どちらもランチ付です。ご予約の際にどちらかお知らせ下さい。

3月の開催はまた後日、日程お知らせします。

基本を抑えてからのアレンジですから、この日は大豆で作りますよ。いろんなお話しながらお味噌作りましょう。

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今年こそ!手作り味噌を成功させたい貴女へ

年が明けて寒い日が続いてくると、周りでもお味噌を作る方々が増えてきました。1月のハナヘナ美容室プリマヴェーラさんでの出張味噌作り講座を皮切りに、3月29日(水)大阪、4月3日(月)大阪・4月22日(土)神戸と、出張味噌作りが続きます。味噌を手作りしたいと言われるたくさんの方々とお会いできそうで今から楽しみしております。

そんな中、2月の味噌作りは、ここ淡路島で開催することにしました。

ところで、味噌を作る醍醐味とは、寒い中集まって暖かい大豆をつぶしながらワイワイやるのが楽しいことです。改めてそう思うのは、1人で台所にこもり1人で味噌を作った時期もあったからです。豆の煮え具合、つぶすタイミング、塩切り麹ってなんやろ?、どこに保管しとけばいいの?など、初めてやるのに誰も聞く人がいないというのは、寂しいことで、不安でもあったりしました。

味噌を作りたいと思う人は、おそらく味噌汁が好きでよく飲まれている方だと思うんです。で、来年こそはきっと手作りの味噌を!と一念発起されているはず。せっかく作るんだから、私みたいに1人で作ってみて不安に思う人や、失敗しちゃったからもう来年からしない。という人もいない方が良いなと思うわけです。

私が失敗から学んだことをシェアします。

大豆をどこまでゆでれば、つぶしていいのか?
→ 2本の指で大豆をはさみ、難なくつぶせるまで煮ます。

塩切り麹をする理由は?
→ 塩切り麹とは、麹の活性をゆるやかにするために塩と麹を混ぜ合わせることを言います。これをやっておくとあとの作業が楽だし、なんと言っても手がすべすべになります。麹パワーです。日本酒を造る杜氏さんの手がきれいなのは、ここからきてると言われています。

保管場所
→ 直射日光を避けて、風通しの良いところに保管します。昔は台所の下に置くというのがセオリーだったようですが、今はお家の環境によってだいぶと変わってきます。西日が当たり一日中密閉しているお家は、玄関に置くと良いです。

保管期間
→ 味噌を食べられるようになるには、だいたい半年ほどかかると思って下さい。夏を超える間にぐっと熟成します。なので夏を越せるように仕込むのがポイントです。暦では24節気の大寒(1月20日頃)から味噌を仕込むのが良いとされています。この頃は冬本番の一番寒い時期で、寒の内に汲んだ水は、雑菌が少なく体に良いとされました。そのため、長期保存に向き、大寒に味噌や酒、醤油を仕込んだそうです。とは言いつつ、私は4月中旬くらいまでは味噌作りをしています。

カビの種類
→ 白いカビは、発酵していってる証でもあるので取り除かなくてOK。赤や緑、黒などの色とりどりのカビは、取り除いて下さい。

重しは必要?
→ 塩や豆などの粒状で、1キロのものを重し代わりに使っています。レンガを使っていたこともありましたが、重すぎて出過ぎた水で味噌がカビてしまいました。塩や豆のように粒状だと、味噌を作る入れ物に合わせて形が変わってくれるのも便利です。4キロ以上のお味噌を作る場合は重しはあった方が良いですが、それ以下だと味噌自体の重みで十分重しになります。


大豆と塩切り麹とを合わせているところ。手の常在菌が人によって違うので味噌の味が変わります。だから手前味噌って言うんだそうですよ。みんな違って楽しい手前味噌です。

実はこの味噌作り、私は誰かと一緒にやりながら教わったわけではなく、福祉施設での栄養士時代に入所されてたおばあちゃんから聞いたり、本やネットを頼りにほぼ独学でやってきました。聞こえはかっこいいですが、その分時間もかかり失敗も多々ありました。せっかく作ったのに、食べられなかった年もありました。悲しかったなー!

でも、皆さんと一緒に味噌作りをしだして3年ほど経った今、失敗したことって無駄じゃなかったと改めて思います。ものすごく私の豊かな経験となっています。ネタにもなってますしね。


黒豆で作ったお味噌です。黒い皮が見えますね。味噌つくりは一度知ってしまえば、豆を変えたり麹を変えたりいろんな味噌を作れます。

ご自身の手で丸めた手作りの味噌を一度でも食べたことのある方は、もう市販のお味噌には戻れません。特に子どもの食べっぷりが違うんです。生の生きている味噌は食べ始めたあともどんどん発酵をし続けます。生きた酵素を取り入れることは、元気になることはもちろん、豆には鉄分・食物繊維が豊富にあります。発酵食品は冷え性も解消します。

味噌の材料は、大豆・米麹・塩のみ。それ以外は余計なモノです。熟成させる半年間は市販のお味噌を買う必要があると思います。味噌の種類や成分表示の見方などもお伝えしています。

どうせ作るなら素材も選びたいということで、うちの手作り味噌は、無農薬の大豆と米麹と、2年間天日干しした海塩を使用しています。

淡路島・洲本にある遊楽食房サロンでの、【みんな違って楽しい手前味噌作り】は最大6名のこじんまりとした会です。たくさん作りたい方やゆっくり話しながら作りたい方に向いています。

2月21日(火)12:00~14:00 2キロ/6000円・4キロ/8000円です。ご予約の際に、ご希望の量をお選び下さい。淡路島から味噌持って帰るの大変・・・と言う方には、着払いで発送させていただくこともできます。

※ 3月の日程は、後日改めてお知らせします。


毎回大人気の味噌玉も作ります。味噌をたっぷり使ったランチつきです。

味噌作りの初めての方はもちろん、自分で作ってみて失敗しちゃったという方もどうぞお越し下さい。失敗した理由がわかるかもしれません。

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【料理からの解放レシピ】人参嫌いがハマった人参おかか和え

突然ですが、実は私、人参が苦手です。これを話すと結構びっくりされますが、厳密に言うと、野菜スティックの生の人参は好きで、肉じゃが・筑前煮・きんぴらゴボウなどの煮込んだ時の人参の青臭さが苦手なんです。

そんなわけで、我が家で作る肉じゃがにはもちろんのこと、カレーにも人参を入れていませんでした。無くても良いくらいに思ってましたが、人参の栄養価って実はとても高いんですよね。

人参は、免疫力をアップさせます。風邪の予防、視力回復、血管を整える、乾燥肌、冷え性、便秘、美肌、むくみにも効果があります。

私には人参は必要ないと思っていたはずなのに、面白いことに妊娠中だけは無性に食べたくなりました。でも、出産してしばらくすると、やはり苦手に戻りました。子どもがお腹の中で大きくなるには必要だと、身体はわかっていたんでしょうね。

“苦手なものは必要で無い”

 という考えがあります。例えばピーマンは子どもが嫌いな野菜のひとつですが、あの苦さがダメということですね。苦味は味を構成する中で毒物だと認識されます。自分自身を守るために本能的に避けるようになっています。ということで、我が家でも、子ども達は苦手ですが無理に食べさせたりはしません。食べたくなったときに食べれば良いと思っています。

“母の苦手な食材は食卓に並ばない”

 という黄金伝説は、我が家もご多分に漏れず健在でした。これは台所を預かる人の特権の一つだと考えています。毎日の料理は女性が担当しているご家庭が多いと思われますが、家庭料理が飽きずに食べられるのにも理由が2つあると言われています。

1つ目は、女性は生理の影響でホルモンバランスが変わります。ホルモンバランスが変わることで、味付けの好みも変わるのだそうです。そういえば、生理前は濃い味付けが好きになったりしませんか?

2つ目に、家庭での料理は目分量で作るので毎回味にばらつきがあることが多いです。初めての料理は測ったとしても、慣れてきたら家庭料理だといちいち測って作らない方が多いと思います。一方、レストランや外食では決まったレシピ・配合で誰が作っても変わらない味を提供しています。

ということで、ホルモンバランスの変化と目分量で作ることにより、同じ料理を作っても味にばらつきが出てきます。これが毎日食べていても、飽きさせない理由です。

毎日同じ味のダシ巻き卵だったり、味噌汁が出てくると、飽きちゃいますよね。ある程度の基準はあってこそ、味にばらつきがあるのが家庭料理の醍醐味だと思っています。

話を戻します。人参の話でしたね。人参は、栄養価が高いことはもちろん、彩りにも欠かせません。あの鮮やかな赤色は、お料理も映えさせてくれます。

思い出してみると、妊娠中はあの青臭さが全く気になりませんでした。あれさえなければ、今の私でも食べられると考えたのがこちらのレシピです。

人参のあの青臭さってとても簡単に無くせるんですよ。カツオ節のうま味をプラスすることで、人参が嫌いなお子さんでも美味しく食べられます。このレシピのおかげで、我が家でも食卓に人参が並ぶようになりました。子ども達も気に入っているようです。

千切りするのが少し手間かもしれませんが、太くても大丈夫ですよ。スライサーやピーラーを上手く活用するのもありですね。そこさえクリアできれば、5分で完成します。ほとんど水分を使わないので、たくさん作って常備菜にも活躍できます。

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5分で出来る!人参嫌いがハマった人参おかか和えの作り方はこちらです。

【 材料(4人分)】

  • 人参:3本
  • 塩:小さじ1/2
  • 醤油:大さじ1
  • カツオ節:1袋
  • ごま油:大さじ1
  • 昆布水(水でもok):大さじ2
  1. 人参を千切りにして塩でもみこむ
  2. 繊維に沿って切るとシャキシャキ感が残ります。繊維を断つように切ると、柔らかく早く火が通ります。

    (繊維に沿って切っています)

  3. 千切りした人参と大さじ2の水をお鍋に加え、火にかけます。
  4. しっかりお鍋にふたをして、少ない水で蒸し煮にします。

  5. 人参に火が通ったら、醤油を加える
  6. しあげにカツオ節とごま油を加える

《ポイント》

  • 誘い水と塩で、人参のうま味を引き出します。しっかりふたをして少ない水分で蒸し煮にします。
  • 熱いうちにカツオ節は加えるようにします。つめたくなってからだとうま味が発揮されません。
  • カツオ節は、そのまま食べても気にならない花カツオなどの細かい削りのものが良いです。
  • 人参の青臭さを消すには、塩をもみこみます。塩の浸透圧を利用して、人参の水分を抜くと青臭さが無くなります。
  • 塩でもむことでしなっとさせる効果もあり、青臭さをとるのにも役立ちます。

人参をモリモリ食べて、これからの冬を元気に乗り切りましょう!!

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