顆粒ダシと同じ手軽さで使えるダシの素材がある?

 もう8回目を迎えます。【ダシCafe 今さら聞けないダシの引き方教室】

一部のダシCafeには、運動会の振替でお休みのお子さんとご参加くださいました。ありがとうございます。
かつお節がすぐにわかったお子さん。

「なんで知ってるん?」と聞くと、
「ブシニャンおるもんー(^∇^)」って。

 ご実家で原木栽培の椎茸を育ててるらしく、なんとも羨ましい。私も菌を植え付けに行きたい^^

今日、ものすごーーい大切な質問をいただきました。皆さんにも役立つかと思います。シェアしますね。

昆布・煮干し・椎茸を水に浸け忘れてしまったら、ダシは何を使ったら良いですか? そこでつい、顆粒ダシを使ってしまうんです。

私もある!って方、多いんじゃないでしょうか。手軽さからパパっと使いたくなるのはわかりますが、そこで顆粒ダシを使ってしまうのはもったいない!同じくらい手軽に使えるアイテムがあります。

ダシ講座でも、ダシCafeでも、私がいつも話しているのは、

・昆布・煮干し・椎茸は、一晩水に浸けておくだけ
麦茶のポットを用意したらすぐできますよって言っています。

でも、簡単だってわかっちゃいるけど、できない時もある。
その一手間さえしたら美味しいんだから誰でもできるだろう、というテイで話すのだけはしないようにしています。
(もし、してたら指摘くださいw)

 私にもあります、そんな時。
例えば、まさしく今のことなんですが、お知らせしたいイベントが山盛りあるんです。早く伝えた方が良いってこともわかってるし、やりだしたらやるだろうってことも自分ではわかってる。ブログもずっと更新していきたいし。

でも、できない・やりたくない・それよりも優先したいこと が、他にあるんですよね。
“やりたい” が ”やらねばならない” になった瞬間から、苦痛を伴います。
できてないからと言って、自分を責めたりしないこと。本当にやりたくなったときに、人はやりますから。やる気エネルギーはワクワクが集まってできるものだとつくづく感じます。だから、今は貯めてる段階なんだと思うことにしています。

って、話がそれたけど、
昆布・煮干し・椎茸を水に浸け忘れてしまったら、ダシは何を使ったら良いのか?
答えは、

“かつお節”

 です。

昆布・煮干し・椎茸は、水でうま味を抽出しますが、
かつお節だけは、お湯でうま味を抽出します。しかも3分で!インスタントラーメンと同じ!!

煮物や味噌汁だったら、野菜からも十分にうま味がでてますからそれだけで十分に美味しくなります。料理の仕上げにかつお節を加えてあげて下さい。
これを 

“追い鰹”

 って言います♡
これを使いこなせただけで、料理上手になれるから!ぜひお試しあれ。

 さて、いただいたご感想がこちら。ありがとうございます^^

 細川さま

 万能ダシと、白味噌作りを心待ちにして下さってて、私も嬉しいです。どちらも年中使えるアイテムです。また一緒に作りましょうね。

 ご参加下さった方々の生活環境に合わせて、毎日のダシの素材を使い方をお伝えしています。
次回は、6月9日(金)です。

ライン

【ダシCafe 今さら聞けないダシの引き方教室】の詳細は、こちら↓

詳細はコチラ

【開講予定の講座はこちら】

● ツシマミチコと行くダシ素材&調味料買い出しツアー
5月26日(金)

● ダシCafe 今さら聞けないダシの引き方体験教室
6月9日(月)・6月26日(金)

● 和の心・神話からのメッセージ 
6月17日(土)

● 和の心・神話からのメッセージ 淡路島・神社参拝編 
6月24日(土)

●【心を整える講座】ハピネスフォースメソッド・ベーシックコース
秋開講予定 全6回 in 淡路島

Continue Reading

【レポート】 うどん好きは伊勢神宮・そば好きは出雲大社へ行こう。

 【和の心・神話からのメッセージ】 第6章のレポートです。

 今回から、Zoomでの同時配信もスタートしました。

 第6章は、国作りに活躍する大国主神の話からです。あの有名な稲羽の素兎(いなばのしろうさぎ)も登場します。

 

  • 古事記にある一番始めの和歌だとされる古今和歌集
  • 古今和歌集の中にある “君が代” について
  • 大国主神と稲羽の素兎(いなばのしろうさぎ)
  • 妻をめぐって大国主神と須佐之男命
  • 大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)を生き返らせた、キサ貝比売(きさがひひめ)・蛤貝比売(うむぎひめ)
  • うどん好きは伊勢神宮 そば好きは出雲大社へ

 

 

が、主な話になります。

ライン

今回は、神話からのメッセージ以下の2つをご紹介します。

  • 古今和歌集の中にある “君が代” について

 私は、古今和歌集の中に “君が代” があったことも、明治13年にメロディがついたことも、日本の国歌になったのが平成11年(最近!!)だったことも知りませんでした。正直なところあまり意味もわかってなかったし、辛気くさい地味な曲調だな(ゴメンナサイ)と思ってました。でも改めて今回、歌詞の奥深さを知りました。

 諸説ありますが、 “君が代” は、愛しく尊敬する人へ向けたラブレターのようなものなんですって。
歌詞を現代に訳すと、

  長い時間をかけて永遠に結束し、固い信頼と絆で結びついていこう

という意味だそうです。

 そして、君の”き・み” は男女を示し、お互い足りないところがあるから、1つになって完全になるんですって。日本語って素敵だな。惚れ惚れしちゃう。いろんな説があるとのことでしたが、私もこの説が大好き。信じる。

 ところで先日、友人の奏でるオカリナにいたく感動しまして、facebookで「私もオカリナしたいなー」ってぶやいたら、講師の静香さんからいただいてしまいました!青のオカリナ^^ ありがとうございます♡

 来月の第7章でこの “君が代” を聞いてもらえるように今から練習しようと思っています。がんばります!

 

  • 大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)を生き返らせた、キサ貝比売(きさがひひめ)・蛤貝比売(うむぎひめ)

 

 大国主神は、始めは大穴牟遅神(おおなむぢのかみ)と呼ばれていました。「医療の神」とも言われ、優しくまじめで誰からも愛される性格だったようです。

 兄弟でもある八十神からの迫害で二度も命を落としますが、神産巣日神(かむむすひのかみ)の神様が使いをだして生き返らせたり、須佐之男命からの試練では、妻である須勢理毘売(すせりびめ)の智恵を借り助けられています。

 須佐之男命と比べると弱々しいイメージですが、周りの人に助けられるお人柄というのがあったんだろうと思います。
1人で何もかも頑張らなくても、必要なときに得意な人に助けてもらえるということも、ここから教えてもらっているように思います。

 大穴牟遅神が、最初に命を落とした際に、神産巣日神から、キサ貝比売(きさがひひめ)・蛤貝比売(うむぎひめ)を地上に遣わされます。三柱の神である神産巣日神は、おむすびの神様とも言われています。私が大好きな神様の一人です。

▶参考リンク おむすびの神様の起源
おむすびも食べて元気を取り戻したかもしれませんね。

 この神産巣日神が遣わせたキサ貝比売・蛤貝比売は、赤貝・蛤を擬人化させた神様だそうです。今でも、赤貝の粉と蛤の汁に溶いた薬がやけど治療に使われているそうですね。

日本の民間療法では,ハマグリは,やけどに生の身の汁を塗る,痔核や脱肛で痛むときに温めた身で温罨法する,乳首の痛みに殻の粉をベニバナで製した紅でといてつけるなどの方法が知られ,『古事記』の記載内容が伝承されてきたことに興味を覚えます。また,『本朝食鑑』の「蛤」の条に「殻を丹剤(ぬりぐすり)を入れるいれものの代わりにもし,薬屋では常に貨殖の品となる」とあり,『和漢薬の良否鑑別法及調製法』の「蛤貝」の条に「膏薬及び練薬の容器に使用する」とあるように,ハマグリの殻は薬としてだけでなく,薬の入れ物として重宝されていました。今でも高級感ある菓子の容器として利用されています。

 生薬の玉手箱【文蛤(ブンゴウ)】 より引用

蛤の殻は薬だけでなく、薬の入れ物に使われたり、高級なお菓子の容器にも利用されてるんですね。
桃の節句では蛤がお吸い物に使われますよね。なぜ桃の節句と蛤が関連するのか?調べてみました。

平安時代から「貝合わせ」という遊びにハマグリが使われていたのですが、その理由としてハマグリは最初に対になっている貝同士以外では決してぴったりと合わさることがないから、と言われています。そのハマグリの様子が、生涯たった一人の人と連れ添うという意味で夫婦仲を願う桃の節句に合っていることから、桃の節句にハマグリを食べるようになったとされているのです。

桃の節句に何故「はまぐり」やチラシ寿司を食べるの? より引用

“君が代” のお話しとも通じますね。

 

  • うどん好きは伊勢神宮 そば好きは出雲大社へ

 伊勢は伊勢うどん、出雲は出雲そばが有名です。うどん好きは伊勢神宮へ、そば好きは出雲大社へというのがあるそうです。私はどちらも好きだけどあえて選ぶなら、そばが好きです。我が家は皆うどん派なので、そば食べたいフラストレーションが定期的に訪れます笑

 出雲大社には、今日の話でもあった大国主神と須佐之男命が祀られています。出雲大社の参拝のしかたも教わってきました。
 神無月は、出雲大社へ神様が集まるとも言われていますね。10月に出雲大社へ行って出雲そば食べに行ってこようかな。
伊丹空港から出雲まで飛行機で行けるそうですよ!

 今回のお菓子は淡路島食材を扱ったケーキ屋さん、たかたのケーキのプリンで、プレーン・メイプルシロップ・コーヒー・黒ごまの四種を用意しました。写真は黒ごまです。

 お茶は、嬉野紅茶にゆずをブレンドしたものを一晩水出ししました。暦では初夏になり、日中は真夏のように暑いので冷茶にしました。身体を温める紅茶で朝晩の冷えをサポートします。

ライン

 次回は、6月17日(土)です。今に続くどんなメッセージが隠されているのでしょうか。ぜひ一緒に知ってみましょう。

 今までのレポートはこちらです。
・第1章:和の心を学ぶには、まず気づくことから
・第2章:神話から真実を知る
・第3章:他人の心を、神様もわからないのが面白い。
・第4章:神様も楽しいのがお好き
・第5章:”箸” は神と自分を繋ぐ神聖な道具

 6月24日(土)は、淡路島神社参拝ツアーです。国生み最初の地だと言われる沼島と淡路島の神社を回ります。
先日、沼島へ下見に行ってきました。昨年12月に行ったきりでしたが、変わらずとても静かで穏やかな島です。南あわじ市にある土生港からは、船で5分ほどで着きます。


(沼島にあるおのころ神社には、イザナギの神とイザナミの神の国生みをしている様子が石像として残されています。)

詳細はまた改めてご案内しますね。日程だけ空けておいて下さいね。

ライン

【和の心~神話からのメッセージ~】の詳細は、こちら↓

詳細はコチラ

Continue Reading

淡路島にもダシが広がる実感

 先日の、【ダシCAFE】今さら聞けないダシの引き方体験教室

お越し下さったのは、

◎淡路島にある国登録有形文化財春陽荘の高山さん
・リンク 登録有形文化財再生プロジェクト春陽荘
こちらの高山さんは、淡路島でなんか面白いことしてる人がいるぞと、検索して探して下さったようです。

◎整理収納アドバイザーの宮野さん でした。
・リンク 心にしっくりお片付け
以前、万能ダシレッスンにもお越しいただいていて、ダシを知るほど奥深さを感じられるとおっしゃっていました。

お二人とも、京都に由来があるとのことで、京都ネタをたくさん聞かせていただき楽しかったです。

 今回の昆布は、大阪と京都でよく使われると言われる、真昆布と利尻昆布をブレンドしてみました。
一番ダシ、かもじゃこ・かえりの煮干し、人気でしたね。

 実はこの日は、2部目の14時からご予約がなかったので、近くのお店でランチしたり、中国茶を飲みに行ったりして洲本レトロこみちを満喫してきました。
食や中国茶の話ができることは、私にとってエネルギー補給みたいなもの。すっかり元気もらって帰ってきました。淡路島でもこういう繋がりができつつあることが嬉しいです。

 ダシから繋がるご縁が、淡路島でも広がってることを実感した1日でした。ありがとうございます。

 毎月第2金曜・第4月曜に開催しているダシCAFEは、ダシのこと、生活のこと、来られる方に合わせてシチュエーションなどもプラスしてお伝えしています。

 次回は、5月22日(月)です。

ライン

【ダシCAFE・今さら聞けないダシの引き方体験教室】の詳細は、こちら↓

詳細はコチラ

Continue Reading

【レポート】1日体験会・自分を知ってメンタルを整えたい方へ

 あっという間に5月ですね。4月は子どもの入学などで忙しすぎて何もできひん!とイラッとしながらも、実はいろいろ楽しんでました。

  • 酵素風呂・ぬか天国
  • サウナや岩盤浴の苦手な私でも身体ぽかぽかで気持ちよかった!

  • 淡路島ツアー
  • サワラ丼・薬膳カフェ・ミルク感たっぷりの行列アイス屋さん・海に沈む夕日

  • 我が家での飲み会
  • ツバスを刺身でいただき、アラは煮込んでラーメンに。1日飲んだくれる幸福な時間

 うん、結構楽しんでる笑
自分のお楽しみも忘れない。こういうのが大切なんですよね。

 今までの私は、なんで自分ばっかり忙しいんだ、損してるような気がするって思いながら、特に何もせず、自分の声も無視したまま過ごしていました。そして、怒りのポイントカードを頼まれもせず貯めおき、満タンにしてぶちキレるということを繰り返していました。周りの人(特にダンナさん)は何にキレてるかさっぱりわからんという有りさまでした。今では少しずつ小出しにキレたり、こうやってお楽しみを優先させるという術を身につけられ比較的安定した毎日を過ごしております。

 柳のように感情は揺れるもの。喜怒哀楽どれも良しとできるところが、メンタルを整えるということなんだろうと思います。

 もし、貴女も、なんだか最近

○ 私だけしんどいかも・・・
○ 自分ばっかり損してる・・・

って思うことが増えてきたら、自分が何を楽しみにしているか、何がしたいのか、聞いてあげてほしいのです。きっとこれは、無意識からのメッセージなんですよね。

 忙しい中でも、心は置いてけぼりにしない。これが私の今年の目標でもあります。時間はやりくりするものだと痛感した4月でした。

 楽しんだ4月のいろいろは、別の記事にまたまとめてみます。

 前置きが長くなり、ご報告も遅れましたが、【1日体験会】自分を知ってメンタルを整えたい方へのレポートです。

対面・Zoom合わせて、総勢8名の方にご参加いただきました!ありがとうございました。
ご本人の許可を得て、ご感想を掲載します。

ライン


N.Oさん


M.Yさん


M.Mさん


タウラさん


主催者のプリマヴェーラ 叶さん (アンケート用紙が足りず料理のアンケートでお願いしました。ゴメンナサイ。)

ライン

 今回ご参加いただきました皆さんからは、自分で決めたルールに縛られ、自分で自分を苦しめてたと気づけたと、笑いあり・涙ありの本当に最高の笑顔を見せていただきました。

 体験会はまだあります。ともに学び、アシスタントでも大活躍してくれた、和深えつこさんことKOKOちゃんが、6月より大阪でベーシックコース開催することが決まっています。こちらも要チェックですよ^^
 KOKOちゃんの【1日体験会】は、5月26日㈮です。大阪・高槻にて開催します。私も駆けつけます。また詳細はお知らせしますね!


(左がこのメソッドの創始者である川上先生、中央がKOKOちゃんです。)

  大阪・淀川区で、【第2期】ハピネスフォースメソッド・ベーシックコース 5月9日(火)~いよいよ開催します! 実際にお会いしてその場の空気感を味わいながらの受講は、ライブ感・臨場感ってかなり違うはずです。
私はこのコースを最後に、第3期から対面は淡路島でのみの開催とすることにしました。

 今注目しているZoomは、やはり需要がありました。忙しかったり、日程が合わなかったりという方にはピッタリで、今回はZoomで3名の方が受講されることになりました。しかも、スケジュールも合わせやすいマンツーマンです。

5月中のお申し込みの方については、マンツーマンでも開催できます。お気軽にお問い合わせ下さい。

ライン

【大阪開催・Zoom開催 ハピネスフォースメソッド・ベーシックコース】の詳細は、こちら↓

詳細はコチラ

Continue Reading

【レポート】”箸” は神と自分を繋ぐ神聖な道具

 【和の心・神話からのメッセージ】 第5章のレポートです。

 中学生の女性も参加してくださったことでいろいろな気づきがあり、とても長くなったので、お知らせも含めて今回は記事を分けることにしました。
【親子ペア割のお知らせ】和の心~神話からのメッセージ 

 第5章は、天照大神の弟で高天原を追放された須佐之男命が、出雲国で八岐大蛇を退治する話からです。

 

  • 五穀(稲、粟、小豆、麦、大豆)の種の誕生
  • お箸の神様
  • ヤマタノオロチを倒し三種の神器が揃う
  • 古今和歌集
  • 国作りに活躍する大国主神は、須佐之男命の子孫

 

 

が主なお話になります。

ライン

今回は、神話からのメッセージ以下の2つをご紹介します。

 

  • 五穀(稲、粟、小豆、麦、大豆)の種の誕生

 

 神様の排泄物から食べ物を取り出して料理を作ってみたり、神の屍から五穀の種ができました。想像してみるとあまり綺麗な話ではありませんね笑

 神話では、服を脱いだだけで神様が産まれたりと、今では考えられないことがよく出てきますが、そういうものなんだなってだんだんと慣れてくるものです。

 この一連のことは、排泄物は大自然に還りまた食べ物になるという物質循環の仕組みでもあり、排泄物も資源であるだということを教えてくれているのではないかと、このテキストにはあります。確かに、肥料も牛糞を使ったりしますもんね。今の日本人にも欠かせない五穀の誕生と、日本人は農耕民族だということもわかります。

 

  • お箸の神様

 

 八岐大蛇(ヤマタノオロチ)に8人の娘を食べられてしまいと困っていたのが、今にも続くお箸の神様です。
今にも続く ”箸の上げ下げでお里が知れる” と言われるゆえんがここにあります。食事をするときの箸の使い方は、特に目につきやすいものです。私も両親から箸の使い方はわりと厳しくしつけられました。なぜそこまで言うのか、好きなように食べさせてくれと思ってましたが、今回改めて箸のことを調べてみて納得しました。

 日本では箸を古くから、神事に用いてきました。神様の宿るものだとされてきたのです。
特別な意味を持つものだからこそ、正しく箸を使うことは文化の継承者ということなのだそうです。引用します。

 なぜ日本人は、箸の使い方になぜ美しさを求めるのか。それは、箸はただの食具のみならず、精神的な存在であるからだと思われる。

 古来、唾液のつく箸には、使った者の魂が宿ると信じられてきた。そのため、箸・茶碗・お椀・湯飲みなどはそれを使う者の分身として大切に扱われてきた。

 日本の家庭では当たり前のように「お父さんの湯飲み」「お母さんの茶碗」と誰のものであるかが区別されている。とはいえ「お父さんの醤油皿」「お母さんの小鉢」などはない。この違いは、口をつけるかつけないかの違いである。口をつける食具は必ず個人の所属し、口をつけない食具は個人に所属しない。これを「属人主義」という。

 中国や韓国も箸文化だが、箸などの食具に属人主義はなく、今日お父さんが使った茶碗は。明日は娘が使うことを前提としている。西洋でも属人主義はなく、「お父さんのフォーク」「お母さんのスプーン」などは存在しない。

~中略

「箸」には、神々の息吹を大自然の恵みとして体内に取り込む道具であり、大自然と自己が繋がるものである。

 つまり、箸は神々と自分を繋ぐ神聖な道具ということになる。その神聖な箸に自分の唾液がつくことで、箸に自分の魂が宿ることになる。

(参考文献:日本の礼儀作法~宮家の教え 竹田恒泰著)

 口をつけるものは属人主義という考え方から、日本人は使うものの魂が宿る分身として大切に扱われてきました。特にその中でも箸は神と自分とを繋ぐ神聖な道具ということになります。

そのような理由で、正しい箸の使い方を始め多くの作法があるのですね。私ももっと学んで子ども達に伝えていきます。


 今回のお茶とお菓子は、あじさいのお茶・キャロブパウダーのケーキ・講師の静香先生からの差し入れでイチゴと盛りだくさんでした。

 いちごは、章姫と紅ほっぺの2種類でした。とっても大きく甘酸っぱくて、とてもみずみずしかったです。

 キャロブパウダーとは、チョコレートそっくりなのに低カロリーで低脂質、しかもカルシウムや鉄分、食物繊維などの体に嬉しい成分をたっぷり含んだイナゴ豆のパウダーです。黒こしょうも加え、ぴりっとしたケーキにしてみました。

 毎年4月8日に行われる釈迦の生誕を祝う、”花祭り”とも言われる、仏教行事 ”灌仏会(かんぶつえ)”で、甘茶を飲まれたという方もおられました。あじさいのお茶と甘茶は同じ仲間だそうです。たまたま選んだ、このあじさいのお茶で1週間遅れですが、釈迦の誕生もお祝いできて良かったです。

ライン

 次回は、5月20日(土)です。今に続くどんなメッセージが隠されているのでしょうか。ぜひ一緒に知ってみましょう。

 今までのレポートはこちらです。
・第1章:和の心を学ぶには、まず気づくことから
・第2章:神話から真実を知る
・第3章:他人の心を、神様もわからないのが面白い。
・第4章:神様も楽しいのがお好き

 6月24日(土)は、淡路島神社参拝ツアーです。国生み最初の地だと言われる沼島と淡路島の神社を回ります。
先日、沼島へ下見に行ってきました。昨年12月に行ったきりでしたが、変わらずとても静かで穏やかな島です。南あわじ市にある土生港からは、船で5分ほどで着きます。


(沼島にあるおのころ神社には、イザナギの神とイザナミの神の国生みをしている様子が石像として残されています。)

詳細はまた改めてご案内しますね。日程だけ空けておいて下さいね。

 もっと日本のことを知ると、日本人ってすごい!日本を選んで産まれてきた自分ってやっぱりすごい!! と自信を持てると思うんです。神話や歴史を知らないのは、根無し草のように感じます。ルーツを知って、大地に根を張り生きていきましょう。途中からでも単発でもご参加いただけます。

ライン

【和の心~神話からのメッセージ~】の詳細は、こちら↓

詳細はコチラ

【4月開講予定の講座はこちら】

● ダシCafe 今さら聞けないダシの引き方体験教室
4月24日(月)・5月12日(金)

● 神話からのメッセージ 
5月20日(土)

●【1日体験会】自分を知ってメンタルを整えたい方へ
4月18日(火)in 大阪・4月25日(火)Skype

● 麹たっぷり、白味噌をつくろう in 神戸・垂水
4月22日(土)

●【心を整える講座】ハピネスフォースメソッド・ベーシックコース
5月9日(火)より全12回 in 大阪

Continue Reading