直感の向くまま進んできた、北海道/函館・昆布旅もいよいよラストとなります。
楽しみに読んで下さっている皆様、ありがとうございます。
▶昆布の文献がたくさん収められている昆布館
私が昆布に惚れている理由①
▶真昆布の川汲で昆布漁師の奥様との出逢い
私が昆布に惚れている理由②
さて、今回の 私が昆布に惚れている理由③ では、
私が昆布にここまで入れこむ理由を書いてみようと思います。
(やっと本題w)
昆布に惚れている理由は
邪魔をしないこと。
それでいて存在感が大きいところ。
一緒にいる食材同志をまとめ、もっと美味しくさせる。
ぐぐっと底上げする力がある。
かといって、昆布という存在をグイグイ主張しない。
入っているか入ってないか、ぱっと見の料理ではわからない。奥ゆかしいけど存在感がある。
昆布のこういうところに惹かれます。
一方で、かつお節や椎茸は、入ってるー!ってわかるよね。
どっちかというと一般受けするし、派手。
料理の味や風味がゴーンと変わる。だから入っていることも分かりやすい。
昆布は料理に入ってても、食べてみてもあまりわからないことが多いかも知れない。
他の食材や調味料の味・香りが前面に出てるもんね。
だから、こんなこと言う人もいます。
「昆布なんて、入れても入れなくても一緒だ」と。
実際、私も昆布の魅力を知るまではそう思ってました。昆布よ、ごめん。
だけど、昆布の凄さを知っている人は、昆布のない料理なんてあり得ないと言う。
この違いって何だろう?ってずっと疑問だった。
昆布は、自身を主張せず、素材との調和を図り、全体を美味しくさせる底上げ力をもっている。
(何回書くねんw)
実際に、昆布と組合わせることで、かつお節、椎茸、いりこも、美味しさがさらに増幅する。
その一番分かりやすい例が、一番ダシ。
昆布とカツオ節を合わせる
一番最初にとるから一番ダシ。
昆布、カツオ節、椎茸、いりこ、とある中で、昆布とカツオ節の組み合わせが一番美味しいと知っていたから、一番ダシと名付けたという説もあります。
過去、誰がネーミングしたのか、今では科学的にも数値で証明されています。
1+1=2のはずが、相乗効果で1+1=7にも8にもなるそう。
カツオ節も、椎茸も、いりこも、それ一つだけでも十分に美味しいんだけど、昆布と組合わせることで、さらに美味しくなる。より美味しさを引き出してくれる。
これは何も、ダシの素材だけに限ったことではありません。
一緒に入ってる野菜も、お肉も、魚も、その美味しさをさらに引き立ててくれるんです。
それが昆布の役目です。
余談だけど、小豆を炊くときにも昆布入れると早く柔らかくなるんだよ。
湯豆腐なんて、昆布がなかったら食べられたもんじゃない。
和食が世界遺産登録されてから、ダシも世界で注目されるようになった。
フレンチのシェフも昆布にとっても注目しているんだって。
日本のダシは、世界で一番早くダシがとれる。それでいて美味しいんだから、そりゃ知りたいよね。
これを家庭レベルでやってる私達は、もっとドヤ顔してていい。
人参も、豆腐も、お米も、お肉も、わかめも、魚も・・・全部そのままで美味しい。
昆布が入ることでさらに美味しくなり、その鍋ごと全体がもっともっと美味しくなる。
昆布の底上げ力、わかる人にはすぐわかる。
昆布なんて、入れても入れなくても一緒だ。という人もいる。
昆布が入ってたから、こんなに美味しいんだ。
って知っている人、これからわかりたいと思ってる人もいる。
昆布の魅力に気づきたい人に向けて、私は昆布の活用の仕方をどんどん伝えていく。
お料理を作ることができる人は、自分で自分を幸せにできる人。
そして、作った料理を食べてくれる人がいる。
愛情を料理で表現できる。美味しい!ってお互い喜んで嬉しくて。
もう、みんな幸せにしかならないよね。
そんなわけで、出しゃばらず、一緒にいるものの邪魔をせず、気づいたら全体を美味しくさせてしまう昆布の底あげ力に、私は魅力を感じています。
これだけ書けば良かったのに、シリーズ化してしまったw
カウンセリングやベーシックコースでは、その人がその人らしく輝けるよう、個性を活かし可能性を底上げする。
私は、先頭に立って、みんなをグイグイ引っ張っていくよりも
その人のペースに合わせて、自分らしさを活かすサポートをするタイプ。
って、ようやく落とし込めた。
ワクワクを引き出したり、ザワザワを引き出したり、気づきを一緒に発見したり。
寄り添って進むイメージかな。
そりゃ時には、ぐさっと痛いところも突きますよ。
それも、このタイミングだと見込んでの底上げ力がなせること。
良さを知って、さらに底上げする。
この瞬間、昆布の役目と私の在り方が共鳴している。
これは、私のなりたいお母さん像にも繋がっている。
過去、こんな記事書いてました。
私が、私のお母さんになる
昆布と自分の天命とが自分の中でリンクして、よりいっそうこの想いは強くなった。
人には、喜怒哀楽いろんな感情がある。
喜んだり、楽しいことだけ続けばいいやん、と思うかもしれないけど、そればっかりじゃ厚みがない。
怒りにも、哀しみにも、寂しさにも、味わいがある。すっごい宝物が眠ってる。
これを味わったとき、人はさらに深みを増し、本来の自分に還っていく。
いろんな喜怒哀楽を味わい尽くすことが、人生のうま味だと思う。
これを伝えていくこそが私の使命なんだと、この昆布旅を通して感じたことなのでありました。
そう。私は、貴女にとって昆布のような存在になりたい。
◎ご案内中のコースはこちら
■第3回 8月6日(月)寺子屋カフェ
普段話せないことをノージャッジで語れる場です。
■ツシマミチコと行くダシ素材&調味料同行ツアー
我が家で使う昆布・かつお節・いりこ・どんな調味料を選べば良い?
どちらもカウンセリング・ランチ付です。
■もっと自分を好きになるカウンセリングセッション
何をやっても八方ふさがりな時、過去の自分と対話するチャンス。カウンセリングでズバッと本質に切り込みます。
■心と食の土台を創るグランディングコース
食に携わる仕事とされている方へ向けたご自身のメンタルと食のスキルが身につくコース。
ご自分の好きを仕事にし、お客様にも喜んでいただきたいと思う方へ。
料理教室講師育成コースです。
■脳の使い方:ハピネスフォースメソッド・ベーシックコース
潜在意識の使い方、活かし方をトレーニングしていきます。気づけば変化しているご自分に出逢えます。
■line@では、遠隔レイキヒーリングを行っています。
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